そういえば8弦ギター持ってたわ。
という事で綺麗にして練習してみた。曲は8弦と言えばのメシュガー。
チューニングは全弦半音下げ。8弦はF。
ギターソロが長ったらしくて別に面白くないし(聴く分にはすごく良い)覚えるの面倒だったので省いた。
このギターはIbanezが世界で初めて出した安価な8弦、RGA8。
この前に日本製のRG2228が出ていたのだが、8弦とかいう新世界に飛び込むのに10万円オーバーはさすがに払えず。
RG2228の登場は2007年、RGA8は2010年登場。
RGA8は予約して買ったのでなんともう買ってから11年経ってる。早い。
当時はまだDjentなんてジャンル一般化してなかったし、8弦なんて誰が何のために買うのか理解できない人が多かったと思う。
そんなこんなでRGA8。
初のインドネシア製量産8弦モデルという事もあって色々と...。
まず発売が延期された。これはまあしょうがないかな。
いざ手にしてみるとやっぱり塗装やら組み込みやら雑い。今のインドネシア製に比べると全体的にクオリティが低かった。(逆に今はすごく良い。)
とりあえず弦がビビったりネックが反ったりという根本的な問題は無かったので良いのだが、肝心な音がまあひどい。
Ibanezオリジナルのアクティブピックアップが載っていたのだが、8、7弦の音を重視しているためか、プレーン弦の音が完全に嫌なモコモコ感。サスティーンも激短。
ブリッジはロック式のフィックスドでゴツい見た目はカッコいいがやはり色々と面倒。
唯一ネックだけは神。メイプルとウォルナットの5pcにKTSのチタン内蔵で全然反らない。
また残念なポイントで、当時は8弦用のコーティング弦なんて存在しなかった(というかコーティングしてない8弦セットもまともに存在しない)ので弦が錆びたら超面倒。
そんなこんなで数年弾かずに放置。
何年か前にふと思い出して改造して使えるようにしてやろうかと言うことになった。
まず最悪だったピックアップ。これをEMG808の白に変更した。
(これはまた数年後に黄ばんでしまったがまあしょうがない。)
そして弦交換を用意にするためロックペグに変更。受注生産扱いで手に入れるまで地味に時間かかった。
ピックアップを変えると劇的に良くなった。EMGすごい。
超重低音はもちろん、Djent系もクリーントーンも完璧。もちろんプレーン弦の音も綺麗に拾う。
これまで多くのギターのピックアップ交換をしたが、ここまで良い方向に効果が出たのは人生初だった。(逆にそれほど純正がク○だった)
そして課題だった弦。なんと近年ではあのエリクサーからも8弦セットが登場し、8弦手汗系ギタリストにとっては理想の環境になった。
また、コーティング以外でも多くの弦メーカーが8弦セットを発売しているので様々なスケール、チューニングに対応できるようになった。
8弦ギター。自分には不要、縁がないと思っている人も多いと思うが、
いざ弾いてみるとやはり楽しく、自分の音の引き出しも増えるので一度チャレンジするのもいいと思う。
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