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2021年7月2日金曜日

実験体として生きたIbanez RG

 


多分ギタリストなら1本は持ってるよね。こういう状態のギター。


元々はインドネシア製のIbanez RG。10年近く前に新品特価で3万円くらいで買った。
いろいろなピックアップやパーツの実験を行い、最終的なこのような形になっている。
出番は殆ど無いが、半音下げでチューニングしてある。


本来HSHのところ、改造で強制的にHSS配列にしたピックアップ。
フロントとセンターはダンカン製のYJMモデル。リアはディマジオのDP228 Crunch Lab。
リアのPUカバーはフェルナンデスの安いhideモデルに搭載されていたもの。
hideモデルにEMG81を載せたのでカバーが余り、中にディマジオを搭載して放置していたものをこのギターに載せた。

コントロールは3wayトグルスイッチで「リア、全部、フロント&センター」という我ながら意味不明な仕様。当然フロントとセンターは単独では鳴らせない。
リアがハイパワー過ぎてどうやっても音量バランスを取れなかったため、リアは大幅に高さを抑えている。
そのため、トータルで言うとあまりパワー感の無い独特のサウンドになっている...。音質としては意外と悪くない。

写真を撮り忘れたが、トレモロは封印するため、ESPのアーミングアジャスターを2つ使用してほぼ固定してある。(これもアジャスターのテストのためだった。)

値段の割に元々のギターとしてのポテンシャルが高いためか、今でも使おうと思えば普通に使えるギターになっている。

インドネシアのギター製造技術は高い。(Ibanezだけかもしれないが)

2021年7月1日木曜日

【Guitar Cover】 The Agonist - Lonely Solipsist と ラッピングしたギター


今回もカバー動画。(実は割と派手に演奏ミスってる...)

一時期は女性ボーカルメタルコアバンドとして頂点を狙えた気がするバンド、アゴニスト。
この曲が収録されているアルバム「Prisoners」まで在籍したボーカリストのアリッサは2014年にみんな大好きアーチ・エネミーへ移籍。以降は別のボーカリストで新体制となった。
アリッサのクリーンボイスが個人的にかなり好きだったので、アーチ・エネミーでそれが活かされないのはちょっと勿体無い感あるけどまあバンドの意向なら仕方ないよね。

アリッサ在籍期のアルバム中、特にお気に入りなのは2枚目のフルアルバムである「Lullabies For The Dormant Mind」。過激さと美しさが見事なバランスで融合した神アルバムだった。
新体制となってからのアルバムも聴いているが、別のバンドだと思えばとても良い。

今回の動画で使用したギターはIbanez RGA121 だったもの。現在はドロップD用に使っている。
日本製のRGAモデルでボディは軽量、面倒なトレモロ無し、という事でとても扱いやすいモデル。
買ったときはボディカラーがTKFカラー(黒めのオイルフィニッシュみたいな)だったので、あまりに地味すぎると思い車用のラッピングシートで偏光カーボンカラーに変えた。


ラッピングから結構時間は経っているが、劣化などは特になし。すごい。

その他の改造箇所として、コントロールを1Volのみ、セレクターをトグル3wayに変更。
ピックアップはリアが「DP161 STEVE'S SPECIAL」、フロントが「DP156 HUMBUCKER FROM HELL」。どっちもディマジオ。

DP161は割とドンシャリ系ハイパワーピックアップで、一時期はジョン・ペトルーシも使っていたモデル。
深い歪みとの相性が本当に良く、きらびやかなサウンドはコイルタップしてクリーントーンで使うとめちゃくちゃ良い感じに鳴る。

DP156は"HUMBUCKER FROM HELL"なんて物騒なモデル名ではあるが、デスメタルな音になるわけではなく、シングルコイルのサウンドを目指したモデル。
「亡者の叫び声のような高音」が出そうなことから"HUMBUCKER FROM HELL"なんだとか。(リアポジションで使わないと叫び声感出ないかも。)
弾いてみると、シングルコイルのサウンドとは違うけど確かに高音は良く出る。
このギターではフロントに付けているが、歪ませた単音弾きの音が割と好み。シングルコイルのサウンドとは違うけど。(←重要)

そういえば同社のEJ CUSTOMってコンセプト同じだった気がする。弾いたことは無い。



2021年6月28日月曜日

FENDER ULTRA NOISELESS HOT STRATOCASTER PICKUPS レビュー

フェンダー ウルトラノイズレス ホット ストラトキャスターピックアップ

.....商品名長すぎな。


FENDER ULTRA NOISELESS HOT STRATOCASTER PICKUPS

これが今回の犠牲者。
気がついただろうか。既に搭載されているピックアップと外見上の違いが無い事に。

これが機材好きの悲しい性 -SAGA-

という事で、今回はフリーダムストラトタイプに現在載っている「FENDER GEN4 NOISELESS」から交換。

外見上の違いはピックアップに書いてあるの文字のみ。
写真だと分かり難いが、GEN4は銀色、ULTRAは金色。

ULTRA NOISELESSはその名の通り、現在FENDER USAのフラッグシップ機となっているアメリカンウルトラシリーズのストラトに搭載されているもの。
「HOT」と「Vintage」で2タイプ用意され、ギター本体が3シングルのモデルには「Vintage」、HSSのモデルにはフロント、センターに「HOT」が搭載されている。

スペック的にGEN4からどのように変わるかというと、

●GEN4 NOISELESS
マグネット:アルニコ5
直流抵抗値:10.3k (全ポジション)

●ULTRA NOISELESS HOT
マグネット:アルニコ5
直流抵抗値:12.3k (フロント、センター)、21.6k (リア)

※直流抵抗値・・・ピックアップのパワーの"おおまかな"パワーの目安とされている。直流抵抗が高いほどパワーが大きくなるが、一般的に高音域が死ぬ。一般的にはストラトで6.5k~ハイパワータイプでも12.0k前後、ハムで8.0k~17.0k位が多い。

という事で、普通に見るとGEN4の時点でストラトとしては充分にハイパワーなのだが、このULTRA NOISELESS HOT、リアの直流抵抗値がイカれている。

数字だけ見るとシングルサイズハムバッカーもびっくりの異常値だが、
上記の※でも記載した通り、直流抵抗値はあくまでも"おおまかな"パワーの目安であり、
実際のところ、使用している磁石や強度、巻かれているワイヤーの太さ、その他諸々の要素が絡んでくるので、数字がヤバいからと言って音も桁違いにヤバい(語彙力の喪失)とは限らないのだ。

だが、とりあえずこれまでのFENDER純正ピックアップの中ではトップクラスにハイパワーなモデルであることは間違いない。

FENDER ULTRA NOISELESS HOT STRATOCASTER PICKUPS

ぱぱっと載せ替え。
リアだけ背面のデザインが違うのが無駄にカッコいい。特別感ある。SFっぽい。

ちなみに、説明書ではボリューム(トーン)ポットの抵抗値は250KΩを使用していたが、
フロントセンターはともかくリアは明らかに高音が死ぬと想定されたのであえて500KΩを使用した。
この辺はFENDERのノイズレス系ピックアップの話ではよく話題になるが、
正直完全な正解は無く、最後は耳での判断となると思っている。

コントロールレイアウトに変更は無し。ボリューム、フロントトーンとリアトーン。
トーンにはコンデンサーの代わりに引き続き「NUE DEVICE BIANCO」を搭載した。


肝心のサウンドの方はどうなったか。元々載っていたGEN4と比較すると...

●リア:明らかにパワーが上がった。が、クリーントーンで強く弾いてもギリギリ歪まない程度に収まっている。ストラト特有のダイナミックレンジの広さ、レスポンスの良さは思ったより充分に感じられる。
普段のクリーントーンのセッティングはそのままハイパワーなハムバッカー搭載ギターで弾くと音が歪んでしまうので、この時点でハイパワーハムバッカーよりは大人しい事が確定。500KΩポットの影響か、やや高域が気になる。トーンを絞ると丁度良い。

●フロント、センター:GEN4よりほんの僅かのパワーの向上を感じる。これはカタログの直流抵抗値から想定した通り。500Kポットの影響か高域がやや痛い。

という事で、大体自分の想定していた通りの結果となった。
ノイズの量は高域が出るようになった分だけ全ポジションGEN4より増えた。
これは250Kポットを使用していれば問題ないと思う。

リアに関しては500Kポットの使用は正解だったと自分では思うのだが、
フロントとセンターはちょっと気になるレベルで高域が出るようになったのが悩みどころ。
かと言って250Kにするとリアは低域出過ぎになる可能性が高い。
機会があれば特殊な300Kポットなど手に入れてみようかと思う。
が、このギターを使うバンドの曲は全曲ハイゲイン、
リアの使用が9割なので現状でも充分満足する結果にはなっている。


まとめると、ULTRA NOISELESS HOTのリアピックアップは「ストラトらしさが残るギリギリの範囲でかなりハイパワーなピックアップ」だと言える。

巨大なポールピースを備えたシングルコイルやハイパワーを謳うシングルサイズハムバッカーにはパワーでは及ばない。
当然、ハイパワーなハムバッカーには遠く及ばない。

「ストラトらしさが残るギリギリの範囲でかなりハイパワーなピックアップ」なのだ。(重要)

あくまでもFENDER純正のピックアップであること、それは同時に
"ストラト用ピックアップとして売られる以上、「ストラトらしさ」を完全に失ってはいけない"というコンセプトの元で制作されているのだと改めて思った。(適当)

パワー感とストラト感の両立。かなりギリギリの範囲ではあると思うが完成度は高い。
FENDERのこの辺りのバランス感覚の良さが個人的に気に入っている。

でも実はFENDERのギター1本も持ってないんだな。



2019年12月5日木曜日

続・ギターをリペアに出した話

メインギターのフリーダムSTタイプ

懲りずにまたリペアに出したのでした。

今回の内容は

・ピックアップ交換(Fender GEN4 noiseless)
・上記に伴うピックアップザクリ掘り足し
・ピックガード制作

今回も「MT Guitarworks」さんにお世話になりました。

以下転載







そう、ピックアップ自体の厚みがありすぎて無加工で搭載できなかったのである。 
色々な改造を自分自身で行ってきたが、さすがに木工関係はリスクが大きいのでパス。
餅は餅屋ということでプロにお任せすることにした。 

ついでに日焼けして縮みまくり、もはや市場に存在しない独自のカラーと化していたピックガードも交換。 素晴らしい仕上がりとなった。

ピックアップはFender純正のノイズレス。GEN4はアメリカンエリートに付いてるやつ。 音はヴィンテージストラトとは程遠いが、ストラトらしい繊細さはそのままに「一般的なハムバッカー」と同レベルまでノイズが減った。
パワーも幅広いジャンル対応型の「ややハイパワー」くらい。この辺のバランスの良さはさすがフェンダー純正。 
ノイズレスという名称のせいでノイズ皆無なのかと思われがちなピックアップだが、構造上「一般的なハムバッカー」と同レベルになるだけである。 
それでもシングルよりは大幅にノイズが減るので非常に有効である。

 今回のリペアで更にストラトでハイゲインおじさんの強力な武器となった。


2019年3月19日火曜日

MONTREUX 56 SC Pickguard Relic & GRAPHTECH PS-8000-F0 レビュー

1個あたり紹介する部分も少ないのでまとめて。

まずはこれ。

MONTREUX  56 SC Pickguard Relic
MONTREUX  56 SC Pickguard Relic

50'sストラト用ピックガード(汚い)。

なぜギタリストはわざわざ汚い(新品の)パーツを買ってしまうのか。

ビスが付属してきたのだが、ビスはピカピカだった。ピックアップ取付用のビスだけ何故か中途半端に汚かった。徹底しろ。

ピックガード取り付け前のギター

おなじみ水色ストラト。ちなみにフェンダーではない。シェクター。

MONTREUX  56 SC Pickguard Relic
ピックガード取り付け後のギター

照明都合でギターの色がちょっと明るいけど



何も変わってないじゃん。



                                                                                               
                                                                                                   糸冬
                                                                                             ---------------
                                                                                           制作・著作 NHK



次はこれ。

GRAPHTECH  PS-8000-F0
GRAPHTECH  PS-8000-F0

みんなだいすきグラフテックのストリングセーバー。

以前紹介したタイプとは異なり、ネジ関連を除く本体全てがストリングセーバー素材。

取り付けてみた。

GRAPHTECH  PS-8000-F0
GRAPHTECH  PS-8000-F0


だっせぇ.............。


こういう色の付いたパーツを買う時はしっかり本体カラーやパーツカラーとの兼ね合いを考えなければならない(戒)

(対して外見が変わらなかったピックガードが更に涙を誘う)

まあ実際の演奏時は手で隠れるのでヨシ。

実際に弾いてみると、予想通りちょっと暗い音。
ストリングセーバーは弦と馴染んでくるとテフロンの膜が発生する。
このギターも交換して2日くらいで音の暗さも晴れてきた。
金属素材に比べるとブライトさはやや失われるが思ったより全然マシ。
音の重心がややハイミドル~ミドルに寄るので扱いやすい印象になった。

一番の恩恵はサスティーンが増す事と弦が切れにくくなる。
というかこれでブリッジ由来の弦切れはまず起こらないんじゃないだろうか。

このシェクターはナットも標準でグラフテック(TASQ XL)だったのでチューニングの安定度はかなり高くなったと感じる。

元々7万くらいで買った安ギターだが、宅録から普段の練習までかなり活躍している。
(既に改造費が本体代を余裕で上回った)

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2019年2月9日土曜日

Super-Vee / Mag-Lok レビュー

マニアックすぎる。

Super-Vee  Mag-Lok

いつものFREEDOM。
サスティーンブロック汚すぎ問題は置いておいて、真ん中にあるパーツ。
何かと言うと磁石の力でブリッジを正しい位置にキープしようとするデバイス。



主にアームダウン時に効果を発揮するっぽい。
はっきり言って買うのはギャンブルだった。

動画の説明も商品ページの説明も非常に分かりにくい。良さが伝わらない。
取り付け方も日本語の説明は分かりにくい。

とりあえず自分は完璧にチューニングした状態で取り付けた。
取り付けた瞬間にチューニング狂ったのでペグを回して調整。

そのあとアーミングしてみたが、確かに"ブリッジ由来のチューニングのズレ"は落ち着いた。
動きが固くなったりする事もなく(違和感は多少有る)、音の変化もあまり感じられない。
てっきりこのパーツが反響して音には悪い影響を与えるかと思ったが、被害は最小限。

ただ、このパーツでチューニングが不安定なストラトが完璧になるかというと、そうでは無い。
あくまでもチューニングが狂う原因の1つを解決できるだけ。

ストラトのアーム使用時のチューニングの狂いはナットも大きく関係している。
自分のFREEDOMもナットが老朽化しているので狂わないストラトにはならなかった。

という事でストラトのチューニング問題を抱えている人は先にナット交換とトレモロスプリングの調整、ブリッジ取り付けビスの締め具合の調整から始めた方が良い。

このパーツ自体は高価だしそこまで期待しすぎると悲しい目に合うと思う。

もちろん取り付けるとトレモロスプリング5本張りはできなくなる。

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2019年2月5日火曜日

GRAPHTECH / String Saverクラシックサドル [PG-8000-F0] レビュー


正式名称長すぎサドル。

GRAPHTECH  String Saver

結局買ってしまう。

全開レビューしたRaw Vintage。不満は無かったが.....。
突如1弦が切れまくる問題が発生したので変えました。

GRAPHTECH / String Saverクラシックサドル [PG-8000-F0]


弦間ピッチは約11.2。USAサイズ。
サドル本体は金属で弦と接触する部分だけストリングセーバー製。

クラシックサドルとは言うけどご覧の通り見た目はヴィンテージから大幅に遠ざかるのでこの時点で過去の遺産に縋り付くヴィンテージオヤジ(暴言)は使用NG。

ただ標準のストリングセーバーは本体が真っ黒なのでそれよりはマシか。

弦高は標準設定。イモネジは1弦だけちょっと飛び出た。手が痛い事はないので問題なし。

肝心の音だが、交換したてはやや曇る?籠もる?暗い感じの音になる。
ただ、弦にあたっているストリングセーバー部分が徐々にテフロンの膜を作って馴染んでくると音も明るくなってくる。弾いてれば数日の辛抱。

そしてやっぱり音が良く伸びる。あと気のせいかもだけど各弦の音にやや均一感が出た気がする。

一番のメリットはやっぱり弦が切れにくくなること。これは音質面じゃないから誰でも感じられるメリット。素晴らしい。

ライブでストラト酷使しててヴィンテージサウンドに興味無い人は試す価値あり。


2019年2月4日月曜日

Dimarzio / DP228 Crunch Lab レビュー


ジョン・ペトルーシシグネイチャー。

DP228 Crunch Lab


写真はMUSICMAN JP6。個人的にこの世で最も弾きやすいギターの一つ。
という事でこちらに標準搭載されているリアピックアップがDP228。
正式にはDP228Fが載っていたと思う。FはFスペースのF。弦間ピッチが広い。
音は変わらない。

Dimarzioは個人的に好きなブランドで、2大ブランドとして名を連ねるSeymour Duncanに比べ、個性的な音のラインナップが多い気がするから。
(あっちはあっちでインベーダーとかはっちゃけたやつあるけど。)

JP6はフロントはまた別のピックアップだが、それはまたいずれ。

とりあえずCrunch Lab、外見の時点で普通と違うのはマグネットの片側がバーポールピースになっている事。
このバーの向きを変えると音も変わるらしい。この向きから変えないから良く分からない。

このルックスで言えば同社のD-Sonicだが、あれはハイパワーかつ高域の出方が面白すぎて中々扱いにくいピックアップだった。
Crunch Labは外見こそ似ているがサウンドキャラクターは全く違う。
少し低域寄りのフラットな特性で非常に扱いやすい。
パッシブピックアップならではのレンジの広さも良い。セラミック・マグネット採用でハイパワーなタイプのピックアップではあるが、クリーントーンが封印されるようなパワーではないのでクランチトーンもイケる。

とにかく音の分離感が良く、歪ませてローコードなんてやっても全然問題なし。(歪み量に限度はあるが。)

ダウンチューニングにも余裕で対応。

シグネイチャーモデル特有のジャンルを限定されるような物(特にSteve Vai関連)ではなく、とりあえずオススメ教えてって言われたらCrunch Labを挙げる。

4芯なのでコイルタップも可能。

ジョン・ペトルーシシグネイチャーピックアップはこの後継機種が色々出てきているが、だんだんと低域寄りのキャラクターに変化していっているので、バランスを求めるならやっぱりコレが良い。


この動画だと使用エフェクター少なめなので音が分かりやすいかも。


2019年1月29日火曜日

Raw Vintage / pure steel saddles レビュー

人によっては気にしない部分。



そう、ストラト用のブリッジサドルである。

買ったまま交換しない人が殆ど(破損時を除く)だと思われる箇所。
実は色々なメーカーから色々な素材や形状のサドルが発売されている。

なぜまだ破損していないサドルをわざわざ変えるのか。

・音が変わる。(良くなるとは言ってない)
・右手の感触が変わる。(プレイスタイルによる)
・弦が切れにくくなる。(物による)
・外見が変わる。(物による)

さあ、変える価値はあるのだろうか。

とりあえず自分は"気になったら変えてみる"タイプなので、迷わず変えた。
チョイスしたのはサドル業界では有名な「Raw Vintage」。

Raw Vintageのサドルはとりあえず傾向としてはヴィンテージ思考だ。
メーカーコンセプト的には素材からメッキの方法に至るまで拘り、ヴィンテージストラトを持っている人が音の変化を恐れずにサドルの交換ができるように、という具合だ。

果たしてどうだろうか。

使用したギターはSuhr / MLピックアップのレビュー記事でも登場したFreedomのストラトタイプ。元々はFreedom製のブリッジとサドルが載っていた。

弦はそのまま流用してサドルを交換。

いざコードを鳴らす。

うん、違いが良く分からない。(糞耳)

原因を探ったが、どうやらFreedomの純正サドルとコンセプトが似ていた、あげく形状も一緒というのが災いしたらしい。
元々のサドルがブロックタイプ(厚いやつ)とか素材違いとか超劣化した状態だったら変化も大きかったかな。と思った。
あとは低価格ギターにありがちな極厚メッキが施されているサドルとか。

ただ、しばらく弾いているとちょっと高音域が目立つような気がした。あとちょっとアンプからの音に金属的な響きが加わった気がする。
どっちも気のせいなのかもしれないが、とりあえず自分が感じられた変化はこれくらい。

どこのレビュー見てもすげえ音変わった的な事を書いてる人が多いので自分は本当に糞耳なのかも。

付属しているサドルのコマのイモネジは若干長めに感じ(これが一般的には標準なのかも)、ブリッジミュート時に手が痛かったので全部短めのステンレスに変えた。

よくよく考えたらヴィンテージサウンドなんて全く興味が無いのにこれを買った意味が自分でもわからん。

ちなみに実は交換して1年位使用しているが、錆びた。(錆に強いとは元々言ってない)
演奏後はちゃんと綺麗に拭こうね!

という事で金銭的余裕のある時にグラフテックのストリングセイバーに交換しようと思う。あれは変えたての音はちょっと暗めだけどサスティーンも良く伸びるし弦も切れにくくなるのでいいものだ。

※ストリングセイバーは種類が複数あるが、個人的にはこの弦に当たる部分だけ素材違いのやつが好き。

ストラトのサドル、とくにこういう薄いタイプは弦が当たる部分の溝が深くなってくると弦が切れやすくなるのでそのタイミングでとりあえず試すのはアリ。

買ったばかりの新品のギターなのに「これに変えればボクのギターもヴィンテージサウンドに!」と過度な期待をして交換するのはオススメできない。自分のように買ったギターはとりあえず改造しないと死んでしまう人種であれば、先にピックアップやら変化の大きい部分を変えて、最後の仕上げにでもどうぞ。

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※弦間ピッチの違いで2種類あるので買う時は注意!

2019年1月27日日曜日

Suhr / ML Standard レビュー

素晴らしいバランス。

Suhr ML Standard

Suhrピックアップ2回目。

前回のレビュー(V70)はこっち。

今回はSuhrピックアップの中でも多分一番人気の機種「ML」。
MLとはギタリストマイケル・ランドウの名前を冠したモデルで、同社のV60ピックアップがベースになっている。

マイケル・ランドウについては詳しくないので語らない。
業界ではジョン・ペトルーシ同様、マイケル・ランドウの名前が入っていれば間違い無いと言われているとか。ただしVertex、テメーは駄目だ。

MLピックアップはStandardとClassicの2機種がラインナップされている。
自分が愛用しているのはStandard。

先にClassicに触れておくと、こっちはマイケル・ランドウが所有している63年製ストラトの音を限りなく再現したモデル。パワーを抑えあくまでもヴィンテージ感に拘ったモデルに仕上がっている。
同じように見えるV60は60年台のストラトの音、という記載なので、V60とML Classicは音は近いけど別物。という事になる。

ではStandardはというと、これはSuhr流のモダンヴィンテージ。
60年台の音をベースにパワーを上げて音も太めに。
凄いポイントはパワーの丁度良さ。シングル特有の綺麗なクリーントーン。歪ませれば一気に分厚いサウンドに。
程良いコンプレッション感でとにかく弾きやすい。

このギター(FREEDOM)には元々Voodooピックアップ(型番不明)が乗っていたのだが、あちらはヴィンテージ色が強すぎて音作りが難しかった。
クリーン~オーバードライブまでは良いのだが、ディストーションになるとどうしても"痛い音"になりがち。

それに比べるとML Standardは本当に扱いやすい。
ディストーションサウンドでは太く、それでいてシングルらしい繊細さも失わない。

フロント、センターの音の良さはもちろんだが、一般的に音作りの難易度が高いリアポジションもトーン全開で使える。さすがにハムバッカー程の扱いやすさは無いが。

ピッキングのニュアンスも素直に出るのでハムバッカーに比べればやはり演奏には気を遣う。
それがストラトの好きな所でもある。

変な音の癖は無いので誰にでもオススメできる。

価格もダンカンディマジオに比べればやや効果だが所謂「ハンドワウンド系」ピックアップに比べれば安い。しかも個体差も限りなく少ない。

ストラト用ピックアップは(一部ハイパワー系を除き)どうしても"どこかの年代のフェンダーの音のコピー"というモデルが多いので、こういう独自路線に攻めたモデルは数が少ない。

ストラトで幅広いジャンルを演りたいって人は是非。

マイケル・ランドウ参考動画
(ファンではないのでチョイスに問題があっても勘弁。)




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2019年1月22日火曜日

Ovaltone / -鵺- NUE DEVICE BIANCO レビュー

ここ最近盛り上がっている日本国内ハンドメイドエフェクターブランド。
その中でも評価の高いOvaltoneの画期的商品を買ってみた。

NUE DEVICE BIANCO

ちょっと前にTwitter上などで結構話題になったやつ。

-鵺- NUE DEVICE

ROSSO、NERO、BIANCOと3種類がラインナップされている。
今回試したのは最も高額な「BIANCO」。写真では既に汚いハンダ付けで取り付けてしまっている...。

NUE DEVICEは3種類それぞれ「サウンドキャラクター、色、価格」が異なる。
メーカー解説を纏めるとこんな感じ。

ROSSO (赤)・・・標準モデル
NERO (黒)・・・低域寄りに味付けしたROSSO
BIANCO (白)・・・ブライトで音の立ち上がりが良い

で、そもそもNUE DEVICEとは何かというとギター(ベース)のトーンコンデンサーと同じように使用可能なパッシブエフェクター。
外見はでっかいコンデンサーだが容量などの数値が無く、パッシブ回路であればギターのスペック問わず搭載可能。(EMGやプリアンプ搭載のアクティブ回路は使用不可)

メーカーコンセプトとして「ヴィンテージコンデンサの劣化特性を再現」との事。

使い方は簡単、元々付いているトーンコンデンサーを外して替わりに付けるだけ。
(一般的なストラトの場合は上の写真を参考に。)

今回取り付けたのはFREEDOMのストラトタイプ。
ピックアップはSuhr ML x3、ヴォリューム、トーン(フロント)、トーン(リア)の構成。
この場合NUE DEVICEの影響を受けるのは(多分)フロントとリアのピックアップになる。

取り付けてトーン全開のフロントピックアップで適当に弾いてみると、なにやら明らかに音が違う。
感じられた変化はこんな感じ。

・コンプレッション感(圧縮感)が薄れた。
・ピッキングニュアンスが今まで以上に出しやすくなった。
・裏バネの反響音、ボディの鳴りなどがアンプからもよく聞こえるようになった気がする。
・少し高域が目立つようになった。

ちなみにトーンの効かないセンターピックアップとハーフトーンでブレンドしても何も問題は無かった。

NUE DEVICEで個人的に最も真価を発揮するポイントはトーンを絞った時だと思った。
メーカー解説にもあるように、トーンを絞りきっても音の輪郭が残りボヤけない。ピッキングのアタック音もちゃんと残る。
これを活用してストラトのリアの音作りの難しさを解消可能。
特にハードに歪ませた時にトーンを絞ってあげれば耳に痛い高域が抑えられて中域が目立ってくる。しかもモコモコサウンドにならずに。
ストラトでハイゲインおじさん歓喜。

そのかわりエリック・ジョンソン的なリアピックアップの音は作るのが難しくなる。そこは注意。

総評としては、良くも悪くも音は絶対に変わる。
ただ、音が変わるという事は必ずしもプラスの方向に変わる訳ではない。←重要
取り付けは簡単だし容量なども気にしなくていいのでとりあえず試すのはアリ。

ちなみにパッシブ回路ならベースでも使える。

価格は高めだが、高額なヴィンテージコンデンサーを買っても「大して音変わんねえじゃん」になる可能性がある事を考えると、良くも悪くも絶対音が変わる分納得は出来る。

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