2019年9月6日金曜日

La Bella / The Bender 【10-46】 弦

La Bella / The Bender
La Bella / The Bender
弦だ。

気になって買ってからずっと放置してたのでパッケージが汚い。
なんか1960年代から70年代の弦のレシピを再現したらしい。
つまりヴィンテージリイシュー弦だ。

La Bella弦はベーシストには割とお馴染みなのだが、
ギタリスト界では影が薄い。
他社弦のOEM生産も行う大手メーカーである。



ロックンロール!

この弦はピュアニッケル弦、ゲージは10-46。


中身。ボールエンドに色付けがされている。
ダダリオとは色の組み合わせが異なるので注意。

ここまでやっておいて貼った後のギターの画像を撮り忘れた。
が、別に外見上の変化は何もないので問題無し。

他社のピュアニッケル弦同様、張りたての音が既にちょっと暗い。
ダダリオやアーニーボールに慣れていると違和感がすごいと思う。

音的には程良い粒の揃い方をする。どこかの弦の音が飛び抜ける事は無い。
スライドするとちょっとだけ指にザラつく感じがする。
単音を弾いた時に少し太さを感じる。中域がやや強調されているのだろうか。

弦のコンセプト通り、クリーン~オーバードライブ、ファズ系サウンドが合う。
メタラーはそもそも買わないと思うので問題無し。

ここまで書いたが、これ一般的なピュアニッケル弦の感想じゃないか。

という事で弦のレビューは余程変わった物でない限り難しいという事が判明した。

とりあえずギターもパーツもエフェクターもヴィンテージ系で拘っている人はせっかくなので弦もヴィンテージ系で統一しましょう。

という用途の弦ということで良いと思う。


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2019年9月4日水曜日

ギターをリペアに出した話

メインギターで使っているフリーダムのストラトタイプ。
今年の春にリペアに出したのでその感想を。

リペア内容は

・フレット交換とそれに伴う指板塗装
・ナット交換
・ホイールロッド増設

以上。

リペアでお世話になったのは「MT Guitarworks」さん。

工房のTwitterでリペア工程を掲載していただいたので以下転載。(手抜き)







以上だ。

リペアが完了して弾いてみたが、もはや別の楽器と化していた。素晴らしい。
フレットは記載の通りジェスカーの特大ステンレス。ジャクソンギターに匹敵するサイズ。
高さも横幅もあるので軽いタッチで弾ける上にスライド時の滑らかさも凄い。
そしてステンレス。実は初めてステンレスフレットを採用したが、とにかく曇らない。傷が付かない、磨きたてのスベスベ感が続く。恐ろしい。

音の変化も凄い。明らかに音のレスポンスが向上して硬質的で明るい音に。
これは確かに好みが分かれる音。

ナットはグラフテック製に。1週間も弾いていたらチューニングが全然狂わなくなった。
ブリッジサドルもグラフテック製なのでサスティーンが更に向上して弦が切れる心配が無くなった。嬉しい。

そして仕上げのホイールロッド。今まではトラスロッド調整のためにネックを外す必要があったがこれでネックエンドからいつでも調整可能だ。

中古で買ったが故に仕様に突っ込みどころが多かったこのギターだが、
今回のリペアで理想のギターに変化した。フリーダムの目指す音には遠ざかったと思うが。

ちなみにこのギターはPUをSuhrのMLに変更し、コンデンサーに鵺のBIANCOをブチ込んでいる。

ヴィンテージとは程遠いモダンストラトに仕上がった。

MT Guitarworksさん素晴らしい仕事をしていただきありがとうございました。



2019年9月3日火曜日

Musicman / Bongo 5st HH レビュー

悪ノリで購入してから数ヶ月経ったのでレビュー。

Musicman / Bongo 5st HH
Musicman / Bongo 5st HH

トイレだの便器だの酷いアダ名でお馴染みのMusicmanベース、Bongo。
同社ではStingrayベースが定番。Stingrayはパンクからメタル、プログレまで幅広いファンの居るベース。

BongoはBMWデザインチームによる先進的で人間工学的なデザインを採用している。
その結果が写真の通りの丸っこいボディ。

ヘッド形状も独特。

※メーカーサイトより転載

この人間工学ボディだが、座って弾くと正直ちょっと弾きにくい。
が、ちょっとストラップを短めにして立って弾くと恐ろしい程身体にフィットする。
そして軽い。ヘッドは落ちない。

スペックの中で注目すべきポイントをメーカーサイトから抜粋する。

・Scale Length 34" (86.4 cm)

スケールは34インチ。フェンダージャズベと同様。
多弦ベースでは35インチが流行しているがやはり演奏性は34インチの方が高い。
ちなみに弦は表通しのみ。

・Frets 24 - High profile, wide

ベースではちょっと珍しい24フレット仕様。
ボディが小さめな事もあり、ネックがやたら長く感じる。

・Body Wood Basswood

ボディ材はまさかのバスウッド。
これは驚く人も多い。ギターならまだしも、硬質重厚な木材が好まれるベース界において真逆のキャラクターを持つバスウッドを採用。

・Controls 4-band active preamp; vol, bridge/neck pickup balance, treble, high-mid, low-mid, bass, 4-band active preamp; vol, bridge/neck pickup balance, magnetic

コントロール類。アクティブならではの幅の広さ。
ミドルは流行の周波数帯を弄れるタイプではなくハイローで固定。
ちなみに18V仕様である。9V電池が2つ必要だ。

・Pickups Optional - Dual Humbucking with Neodymium magnets

ピックアップはMusicmanお馴染みのハムバッカーを2基搭載。
ただStingrayと異なりネオジウムマグネット仕様である。
(ニューモデルのStingrayは同様のPUを採用している)

・Neck Wood Select maple neck

ネックはメイプル。流行のカーボン補強や硬い木材とのラミネート等は行っていない。
買ったモデルはグロスブラックカラーだがネックとヘッドはサテン仕上げになっていた。
日本の湿度事情を考えるとやっぱり音質は犠牲になるかもしれないが補強やラミネートはして欲しいところ。予想通りやや反りやすい。

気になるポイントは以上。

サウンドに関しては想像通りハイパワーアクティブサウンド。
木の鳴りなど完全に無視したある意味次世代の音を出す。
ボディ材がバスウッドというのもハイパワーなピックアップとワイドレンジなプリアンプのサウンドを最大限に活かすためなのかもしれない。
当たり前だがノイズも少ない。エフェクターを多用する人にも嬉しい。

同社のStingrayと比較すると、あちらが切れ味のあるドンシャリサウンド、Bongoは全帯域がドバっと襲いかかかるようなサウンドだ。
プリアンプのEQの効きも非常に良いのでStingrayより幅広いジャンルに対応できそうな気がする。
34インチだが5弦の音も非常にハッキリとしていて聴き取りやすい。
34インチの5弦ベースを何本か弾いたが、やはり他の弦との音量差があったり音程感がボヤけていたりと問題のあるベースが多かった。
このスペックからは考えられないほどしっかりと5弦が使える仕上がりになっていた。
ハイパワーではあるがもちろんクリーンセッティングで歪んでしまうような事はない。

そしてとにかく弾きやすい。特に立って演奏する時。
軽い、バランス良い、フィット感良いと極上の弾き心地。

当たり前だがパッシブベース特有の木が悲鳴を上げるようなベースの音は作れない。

巨大な武器を使う女子のようなベースだ。


一般的な5弦ベースのイメージ

Bongoのイメージ
そのきれいな顔をフッ飛ばしてやるぜ!


このスペックのベースで定価30万円超えは正直どうなのかと思っていたが、
演奏性の高さ、サウンドの汎用性の高さ、見慣れるとキュートな外見。
間違いなく買ってよかった1本だ。

自分が買ったときは代理店変更の云々があり超安かったがさすがにもう売り切れた模様。

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