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2021年7月12日月曜日

SoundDesign Blueinc. BOSS LS-2 MOD 【供養レビュー】

BOSS LS-2のモディファイといえばSoulPowerInstrumentsさんやWAXX(笑)さんが有名だが...。



ちなみにこれは自分がオーダーしたものではなく、中古品を手に入れた。
中古エフェクター屋にて、箱も無ければモディファイの詳細も不明とのことで、
通常のLS-2中古品とほぼ同額にて買った。

とりあえずこのBlueincモディファイLS-2がどうだったかというと、
1ヶ月位で使うを辞めた。

理由:
①別に音が良いと思わなかった。
→音なんて人それぞれの好みなのは大前提だが、特に低音域の膨らみ方が好みではなかった。自分的には好みではない方向に変わってしまっていた。
②LEDが眩しすぎる。
→何を考えてこんなに明るくしたのだろう。A、Bのレベルノブが今何時になっているのか判別不能なレベル。
③調子が悪くなった。
→しばらく使っていると踏んでも正常にA↔Bと切り替わらなかったり切替時にラグを感じるようになった。

以上。
モディファイ品なのでBOSSに修理依頼をするわけにもいかず。
Twitterを2020年4月から放置しているBlueincさんに連絡するのも面倒で。
そこまでして使い続けたいかと言われるとNO。

という事でこいつは倉庫に封印した。

そもそも通常のBOSS LS-2を所有していて何の不満も無いのになぜコレを買ったのかという所にまで話を戻すと、LS-2は本体は堅牢なものの自分の経験上ジャックが駄目になるパターンが多く、
緊急交換用に状態の良い中古でも買って保管しておくかと考えたからだ。
で、状態の良い中古(モディファイ品)を発見したので面白半分で買ってみたという...。

個人的にはLS-2は基盤やLEDやバッファーは弄らず、ジャックだけ超堅牢にモディファイとかしてくれると最高に嬉しいのだが、筐体スペース的に厳しいのかなと思ったり。

過去にDS-1Xのジャックを自分でスイッチクラフトに交換したことはあるが、
LS-2のジャック本数をあの限られた筐体スペース内で交換するとなると...ちょっと想像できない。(筐体丸ごと変えれば良いのか...!?)
今度時間があればプロの方に相談してみようかと思う。

自分の中での結論としては、LS-2が音痩せするとは考えていない自分のような糞耳の人間にはモディファイ品は不要かなと。(変なところに依頼して基盤に謎ホットボンド盛られても嫌だし)
音は確実に変わってはいたが、それが自分の好みの方向に変わるとは限らないのがエフェクターの難しい所。

良くLS-2はハイ落ちが~とか言われているが、自分はハイ落ちしたと感じるならアンプのトレブルかプレゼンスちょっと上げればいいじゃんって考えてしまうタイプの人間である。

元々、「コンデンサー変えました」とか「バッファー改善しました」「LED無駄にめちゃくちゃ明るくしました」みたいなモディファイ品はあまり好きではなく、
エフェクターの機能自体を増やしたり音コンセプトを根本から変えるような...
例えば謎のコントロール増やしまくったり筐体をスーパーファミコンにしてみたり真空管とかNutubeブチ込むみたいな改造はめちゃくちゃ好きである。


ここまで書いていてふと思ったのだが、このBlueincモディファイLS-2...もしかしたらベース用にモディファイしているのかも知れない...。もう調子悪いし封印してしまったので検証できないが。

2021年2月14日日曜日

MXR / M294 Sugar Drive レビュー



2021年、東京の某エフェクターブランドが大炎上した。

その内容というのは中国から購入したKLON Centaurのクローン品(9000円くらい)にモディファイを施し、自社製品として24200円で販売したというもの。発覚後のメーカーの動きがあまりにも残念でそりゃあ炎上して当たり前という内容。

ちなみにモディファイ内容はメーカーは説明しているが詳細不明。その他この事件の詳細はネット検索にてどうぞ。

エフェクターのあらゆる界隈の中でも危険領域となっているCentaur界隈。安易に踏み込むとこういう結果となる。それくらい危険。

本家KLON Centaur自体は現在中古相場で10万円超えも珍しくないプレミアムペダル。年代、筐体カラーなど様々な要因で価格が変動する。

ちなみにCentaurの適正な価格は329ドル。(最後の新品価格)

この中古相場の値上げ競争、もはや宗教にも匹敵する過度な礼賛を製作者本人は良く思っていない。

他、Centaurに関する歴史などは他に紹介しているページや本が山のようにあるので割愛する。

今回紹介するのはエフェクターは3点。Centaurを欲する人が個人的に買うべきと思う商品。最後は実際に自分で買った。


①KLON / KTR

https://www.ikebe-gakki.com/web-ikebe/KLON-KTR/index.html

これは本物。正真正銘Centaurの魂を受け継いだ後継機種。製作者本人が「同じ音になった」と言っているのだから外野がなんと言おうと同じ。(Centaurは個体差が大きい事を考えれば音が違うのは当たり前だが製作者が満足しているならそれが正義。) 32800円税抜。現在輸入元の池部楽器店では品切れ中だが再入荷見込みあり。


②Electro-Harmonix / Soul Food


最安値では新品が税抜1万円を切る恐ろしいペダル。天下のエレハモが生み出したCentaurクローン。完成度は非常に高い。つまみを全部センターにして銀色のCentaurと比較したことがあるがキャラクターは同じ。目を閉じて音だけを聴くとCentaurの同士で若干の個体差の違いと言われても分からないレベル。ただし、DRIVEノブを上げていくとエレハモらしい良い意味の雑さを持つワイルドなサウンドに変わる。ただのクローンではなくオリジナリティを出してくるあたりが素晴らしい。そして一番のポイントは「どこでも売っている」事。プレイヤーであるならこれが超大事。

③MXR / Sugar Drive

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

MXR / M294 Sugar Drive [オーバードライブ]【渋谷店】
価格:13860円(税込、送料別) (2021/2/14時点)


今回個人的に気に入って買ったもの。こちらも天下のMXR。現時点での新品最安値は税抜行き12600円。音はSoul Food同様非常に完成度が高い。

MXR / M294 Sugar Drive

Soul Foodと迷ってこちらにした理由は筐体サイズのみ。やはり小さいは正義だ。このサイズからは考えられないしっかりとしたCentaurサウンド。歪みに原音が混じる独特の音はもちろん、昇圧回路によるレンジの広さも同様。Soul Foodと違い、特有のサウンドと思われる部分は少ない。良く言えば本家に忠実な品。


側面に本家KTRと同様、バッファーのオンオフスイッチが搭載されている。(めり込んでいるので工具がないと触れない。)


比較的コンパクトなエフェクトボードにも収まる。現在ディストーションチャンネルとしてStrymon Riversideと組み合わせて使っている。エフェクターでエフェクターをブーストすると音が細くなったりしがちだが、Centaur系は心配無用なのが嬉しい。こちらもMXRなので、比較的日本中で手に入りやすい商品だ。あと自分の経験上、MXRは故障に強い。


以上、個人的な意見としては、Centaurサウンドを求める人は、
本物が欲しければKTR、クローンで良ければSoul FoodかSugar Driveの合計3点から選べばいいと思う。

他の高額なクローンや高額な本家の中古品(コレクションとして買うなら有り)は自分で弾いた上でピンときたのなら選べばいいと思う。が、個人的には上記のクローン2機種と是非弾き比べて欲しい。(多分量販店ならどちらも置いてあるはず...。)

上記2機種よりも安く(もしくは同等)のCentaurクローンは沢山あるよ、という意見ももちろんあるだろうが、自分はコレクターよりプレイヤーなので、とにかくメーカーの信頼度と手に入りやすさを重視した。
良くツアーに出ているバンドなどは突然の故障の際に同じ機種がどこでも買い直せるというのがどれだけありがたい事か知っていると思う。(エレハモ、MXRに関しては当たり前だが海外でも手に入りやすい)

それも踏まえて自分のエフェクトシステムも「核」となる部分は大量生産品を選ぶようにしている。

冒頭に記載した炎上事件も踏まえ、是非「過度な広告、ネットの情報に踊らされず」に自分の耳を信じて機材を買ってほしいと思う。

(※この記事の内容は個人の感想です)

2020年8月2日日曜日

Voodoo Lab / Pedal Power 2 Plus



2020年になってもパワーサプライ界の頂点に君臨する1台。
プロミュージシャンのツアーに耐える強靭な筐体、低価格帯のサプライと比較すると明らかに実感できるノイズの少なさ、そこそこの価格。

裏面DIPスイッチを使用して6個のアウトを12Vに変換可能。
なんとACAアダプター専用の古いBOSSコンも駆動可能である。
別売りのY字ケーブルを使えば2つのアウトを繋げて18Vや24Vの出力も可能となる。
2つの250mAアウトはデジタルエフェクターに最適。

2つのSAGは4V~9Vに可変可能。アナログFUZZマニア歓喜。
この機能はDIPスイッチで封印できるので通常の9Vとしても安定して使える。

嬉しいのはAC電源ケーブルで動くという点。
専用アダプター式のパワーサプライの場合、出先でアダプターがトラブルを起こすと代替品を調達するのが困難だが、AC電源ケーブルの場合簡単に手に入る。
ライブハウスやスタジオによってはアンプにも使うことから予備が用意されている場合も多い。
自分はなんとなくオヤイデの電源ケーブルを使用している。音の変化はよくわからない。(糞耳)

ペダルボードの心臓部と呼べるパワーサプライ。
現在国内外の多くのメーカーからラインナップされ、個人的にも何個も購入したが、結局Pedal Power 2 Plusに落ち着くこととなった。
「プロミュージシャン多数愛用」という謳い文句はジャンルによっては胡散臭くなるが、
これはまさに納得の1台である。
ちなみにエフェクター好きにとっては神様であるPete Cornishも自身のエフェクターへの推奨パワーサプライとして挙げている。(推奨アダプターはBOSS PSA)

2020年7月10日金曜日

strymon / Riverside レビュー



現代的なドライブサウンドの完成形だと思う。

かつてDamage Controlというエフェクターメーカーがあった。
アホみたいに巨大な筐体に本物の真空管を搭載したペダルを発売し、サウンドクオリティの高さとアホみたいな筐体に魅了された一部のマニアに愛されたメーカー。


プリアンプ「Demonizer」とハイゲインペダルの「Solid Metal」を試したことがあるが、
どちらも非常にサウンドクオリティが高く、筐体の大きさを除けば素晴らしいペダルだった。
大きさ故にボードに収まらないと判断したので買わなかったが今となっては買っておけばよかったと思う...。

そんなDamage Controlが2005年に心機一転して新たなブランド、「strymon」を立ち上げ話題となった。
発売するのは主に空間系ペダルで、そのどれも「音が良い」「筐体サイズが小さめ」「多機能」「操作がシンプル」という事で世界中でたちまち人気に火が付き、一時期はプロ・アマ問わずエフェクトボードに高確率で鎮座する程に普及した。

が、個人的にはDamage Control時代の歪みの音を知っていたので、
歪みが出るのはいつかと楽しみにしていた。

が、一向に発売されず。

ブランド立ち上げから10年ちょっと。2016年にstrymonブランドとして初のドライブペダル、記事タイトルの「Riverside」が発売される。

ようやく出たか。と思ったものの、その間に色々と素晴らしい歪みを手に入れてしまったのでもはや眼中に無く...。

しっかりと試すことができたのは2020年になってから。

ふと思い出して試奏した結果、即買い。
所有する様々な歪みを押しのけ現在はメインの音になっている。

簡潔に言うと"本当の意味で"どんなジャンルでも使える1台。

評価
★良かった点
・DRIVEの可変幅がエグい。ミニスイッチによるゲインステージの変化も併せてちょっと歪むクリーンからハイゲインまでカバー。
・DRIVEノブの位置に応じて内部で様々なパラメーターが変化するため、DRIVEノブがどの位置にあってもちゃんと"使える音"になる。
・ハイゲイン時の音が薄くない。真空管アンプに近い質感。
・イコライザーの効きの良さ。3バンド+ミニスイッチによるミドルブースト。
・ラインレベルでの使用に対応。アンプのリターンへの接続ももちろん可能。
・FAVORITE機能で実質2chとして使用可能。
・内蔵ノイズゲート搭載。これもクオリティ高い。
★微妙な点
・9V DC駆動(250mA以上)だが、専用アダプターを使用せずパワーサプライを使うと機種によっては250mA対応にも関わらず正常に動かなくなる。
・デジタル・アナログ混合のペダルなので、上記同様に劣悪なパワーサプライを使うとノイズが増えると思われる。

ファズ系以外であれば音作りの幅は広く、イコライザーセクションを上手く使いこなせば「○○のアンプっぽい音」という感じで色々と作れる恐ろしい1台。


その後同社から同じく歪み系「Sunset」が発売された。
「Riverside」がアンプっぽい歪みを追求したモデルとすると、
「Sunset」はオーバードライブを徹底的に追求した1台。
様々な伝説的オーバードライブサウンドを再現したりアレンジしたりオリジナルの音を作ったりできる非常に楽しいモデルとなっている。

個人的にはオーバードライブサウンドはほぼ使わないので買っていない。

2020年7月7日火曜日

Source Audio / Collider Delay+Reverb レビュー

Source Audio Collider Delay+Reverb
Source Audio / Collider Delay+Reverb


Sorce Audioの空間系はこれで2台目。
前回購入したのはNemesis Delay。

今回のColliderはなんと同じサイズの筐体にディレイとリバーブを搭載。
それぞれ独立してON・OFFが可能だ。

本体のコントロールがシンプルなので一見するとそこまで多機能には見えない。

が、実際はウルトラ多機能。DUAL DSPは伊達じゃなかった。

サウンドは同社のNemesis DelayとVENTRIS DUAL REVERB。
その中でも人気の高い12種類のサウンドを厳選している。

・Digital Delay
・Analog Delay
・Tape Delay
・Reverse Delay
・Oil Can Delay
・Room Reverb
・Hall Reverb
・True Spring Reverb
・Plate Reverb
・Shimmer Reverb
・E-Dome Reverb
・Swell Reverb

そしてディレイ&リバーブはもちろん、リバーブ&ディレイ(前後変更)、ディレイ&ディレイ、リバーブ&リバーブと組み合わせは自由。

PC、スマホアプリを使用すると隠しパラメーターを操作可能になる。

MIDI不使用でもプリセットの保存、呼び出しが可能。デフォルトではリバーブOFF時に右フットスイッチ長押しで切替可能。

左のディレイON・OFFがタップテンポスイッチとしても利用可能だが、
個人的には扱いにくいので外部フットスイッチを使用している。

MIDI関連は使っていないので評価不能。

-評価-
★良い点
・音質はハイファイで全体的に太めに感じる音。デジタルだがアナログ、テープ系も完成度は高い。
・多機能でありながらも比較的コンパクトで軽量(11.6cm(縦) x 11.1cm(幅) x 5.6cm(高さ/ノブ含む) / 450g)。
・これだけ多機能ながら割と直感的に操作できる。
・9VDC駆動。パワーサプライ側が対応していれば専用アダプター不要。
・ディレイとリバーブの組み合わせの自由度の高さ。
・アプリ、PCソフトによるエディットの楽さ。プリセットの保存、他ユーザーとの共有。
★悪い点
・価格はちょっと高め。
・デフォルトではタップテンポが扱いにくい。
・海外製品なのでPCソフト、アプリは日本語非対応。代理店のマニュアルにも詳細な解説は無し。

価格はちょっと高めとは書いたものの、現状では他メーカーに競合機種もあまりないのでそう感じるだけであり、詰め込まれた機能と音質を考えれば妥当だとも思う。

Sorce Audio自体が日本国内ではマイナーブランド扱いだが、
空間系はどれも非常にクオリティが高く、個人的には同系統で国内でも高い評価を得ているStrymonに匹敵するブランドだと思う。(ただし歪み系はStrymonの圧勝...)

省スペースのディレイ・リバーブの複合機は探すと意外と選択肢が無く、
諦めてマルチストンプなどのマルチを使うという人も多いのではないだろうか。
BOSSコン2台を並べるより省スペースに収まったColliderは良い選択肢になると思う。




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2020年7月3日金曜日

エフェクターボード2020



バンド活動自粛中なのでひたすら家でギター弾くオッサンと化した。

エフェクターボードの公開なんて音のネタバラシだからバンド本格的に活動したらやめようと思っていたのだが、活動止まってるならいいかと。

セッティングの備忘録も兼ねて。

シグナルチェイン

ワウ(Dunlop JP-95/完全に自宅用)→バッファー(Pete LD-1)→チューナー(TC ポリチューン小)→ラインセレクター(BOSS LS-2)→【クリーンチャンネル&ドライブチャンネル】→ディレイ&リバーブ (SA COLLIDER)→アンプのリターン

・【クリーンチャンネル】コンプ(TC グラビティ小)→プリアンプ(Verocity 13CL小)→マルチ(ZOOM MS70CDR)

・【ドライブチャンネル】ディストーション&オーバードライブ※ラインレベル (Strymon Riverside)

以上。

クリーンチャンネルの要はVerocity 13CL。ダメ元でショップ経由でミニサイズ頼んだら爆速で実現していただいたもの。さすがVerocity。もはやユーザーフレンドリーとかいう次元じゃない。アウトはアンプのリターン差しに限定してもらった。マジックテープ固定前提なので塗装もなし。
こんなサイズなのに繋ぐとバッチリチューブアンプのクリーンサウンド。JC-120愛好家以外は誰でも好きな音のはず。前段のコンプは浅め。後段のマルチは軽めのノイズリダクションとスプリングリバーブ。

ドライブチャンネルはRiversideのみ。
クランチ~ハイゲインディストーションまで幅広く対応。プリセット機能で実質2ch。ノイズゲート付き。インスト・ラインレベル両対応。
恐ろしいのがドライブツマミがどこの位置でも抜群に良い使える音。3Sのストラトでも鬼のハイゲインサウンド作成可能。もう他の歪み試す気も無くなった。

パワーサプライは色々悩んだ末に結局ペダルパワー2。
ノイズが明らかに減った。サウンドクオリティの向上は不明。多分そう簡単に壊れないだろうという安心感はプライスレス。 
電源ケーブルはオヤイデ。音は純正ケーブルに比べて特に変わったとは感じない(糞耳)。
DCケーブルもすべてオヤイデ。音に関してはノーコメント。

他のエフェクター類
・Pete Cornish LD-1 / バッファー。アクティブのギター使ってる時は完全に気分を盛り上げるためのお守りと化していたが、メインギターがパッシブのストラトタイプになってから繋ぐと明らかに音が変わる。本当はボードの出口にも置いて2台で使うと最高らしい。富豪か。

・ちっちゃいポリチューン / チューニングは大事。省スペース。実は挙動がおかしい。全弦同時チューニング機能使うと6弦だけ絶対反応しない。

・BOSS LS-2 / 世の中にスイッチャー、ラインセレクターが溢れてもこいつの代替品は無し。切り替えノイズ無し。便利なチャンネル毎のボリュームコントロール。いつものボス筐体。名機。繋ぐと音痩せするとか言う人も居るが耳が良くて羨ましい。

・Source Audio COLLIDER / ディレイとリバーブの複合機。独立使用可能。高音質、多機能、省スペース。PC接続&専用アプリでエディット可能。日本ではマイナー扱いだが世界規模ではかなりの人気ブランド。

アマチュアバンドマンなので持ち運びの容易さと音質の両立が課題だったが数年かけて理想が出来上がった。

2019年4月5日金曜日

Bogner / Uberschall Pedal レビュー


長い事愛用していたペダル。Verocity購入と共に売却したので供養レビュー。


Bogner / Uberschall Pedal
Bogner / Uberschall Pedal

ハイエンドアンプメーカー、Bognerから発売されたディストーションペダル。
発売当時は大騒ぎになった。

同時に出たのはEcstasy2機種とこのUberschall。
それぞれの筐体カラーから赤青黒とよく呼ばれていた。

個人的にハイゲインアンプで最も思い入れのあるアンプがUberschallなので、
その名を冠したペダルなら買わない理由は無かった。

面倒なので結論から言うと、このペダルは用途を選ぶ。

ネットのレビューでも賛否両論。しかも良いかクソかの極端なレビューが多い。

なんでこんな事になっているかと言うと、本当の意味でアンプライクだったからだと思う。

アンプライクの定義は人やブランドによって様々だが、
個人的には音質云々より「アンプに近い挙動と弾き心地」だと思う。

アンプライクなペダルですと案内されて弾いてみたら中域モリモリサウンドのペダルだった事が何度もある。
中域モリモリがアンプライクなら実機のジャズコとかVOXよりアンプっぽいって事?って話。

というのはどうでも良くて、Uberschallペダルはアンプライクだと思う。

先に用途を選ぶと言った通り、家で小音量で弾くのとスタジオや箱で大音量で弾くのとでは全く音が違う。

家弾き専門の人がコレを弾いたらまず「歪み量が足りない」と言うはず。
そして「弾きにくい」と感じるはず。もしかしたら「音が細い」とすら思うかも。

それもそのはず音にコンプレッション感(圧縮感)があんまり無い。
GAIN全開でもしっかりニュアンスが残る。

超圧縮系ハイゲインメタル一直線ドライブペダルに慣れている人が弾いたら絶対「クソだ」という感想で終わる。

このペダルが真価を発揮するのはワット数の大きいアンプに繋いで大音量で弾いた時。
吠えるような中高域と図太い低域は実機のUberschallを思わせる。7弦も余裕で使えるレンジの広さも素晴らしい。

確かに最大ゲイン量は実機よりは少ないかもしれないが、大音量で弾いてて足りないと思う事は無いはず。
思ったなら根本的な音作りを見直すべき。

ちなみにブーストスイッチが付いているが、音量のみのブースト。GAINはブーストされない。

設計から見ても、Bogner的にはこれでGAIN量は十分と判断したのだろう。

総評:
家で弾くのが専門ならPODなどのモデリング系の方が良い。
このペダルのポテンシャルを活かすには音量が必要。
そしてUberschallのキャラは再現しているが、音圧は実機Uberschallには敵わない。100wのアンプに繋いだとしても。


2019年1月28日月曜日

BOSS / OD-1X レビュー

次世代のデジタルドライブ2回目。

BOSS OD-1X


★一回目はこちら(BOSS / DS-1X レビュー)

業界に蔓延する懐古主義へのBOSSからの挑戦。
あえて過去の名機OD-1の名を冠したのは何故か。

そもそもOD-1とは、1970年台にデビューした業界初(多分)のオーバードライブ。
当時歪みといえばアンプを大音量で無理やり歪ませるか、エフェクター「ファズ」を使うのが一般的だったそうで。
ファズの音が気に食わなければアンプを大音量で歪ませるしか選択肢が無かった。
そんな中でアンプのドライブサウンドをコンパクトエフェクターで再現するという革新的な1台として登場したのがOD-1。

自分は残念ながらその頃まだ産まれていないが、当時ギタリストだったとしたら歓喜したはず。

そしてOD-1は少音量でもアンプのドライブサウンドを実現できる。更に既に歪んだアンプに繋ぐと激しい歪みを作れるという事で大ヒットとなったのは容易に想像できる。

OD-1についてはあんまり語るとマニアから「それは違うだろ!」と突っ込まれそうなのでここまで。

当時産まれてないんで半分推測で物言ってます。許してクレオパトラ

そんなこんなでOD-1Xの話へ進むと、デジタルドライブでありながらもOD-1の名前をつけるという挑戦的姿勢に惚れ込み勝手に期待していた1台。

とはいえいざ発売される頃には熱も冷め、結局購入したのは随分後で、DS-1Xがあまりにも良かったからこっちもいいだろうと中古品をロクに試さず購入。

結論から言うと、これはいいものだ(マ・クベ)

DS-1Xでもドライブを控えめにすればオーバードライブっぽくはなるのだが、
その音とはぜんぜん違う。

コード(和音)を弾いた時のジャキっとした気持ちよさはコチラの方がやはり上。
DS-1Xより歪みがマイルドな分余計にクリアさが際立つ。
デジタルならではのノイズの少なさも良い。

ドライブを全開にすると結構歪むのだが、あくまでもオーバードライブらしさは失わない。そして意外にも音が細くならない。ここまでやるとさすがにノイズは結構乗るが。

2バンドのイコライザーの効きも申し分なし。
そしてDS-1Xと同様、全部の弦、全部のフレットの音に均等さがある。
これはブースターとして使用した時にも活かされるので好きな人は堪らないはず。

シングルコイルPUのギターでのバッキングはまるで波に乗り続けられるサーフィンのよう。(適当)

自分も時間を忘れてカッティングオヤジ化してしまった。


ただ、やっぱり万人受けする音ではない。
ヴィンテージ大好きオジサンはきっと弾いた瞬間に吐く。

オーバードライブはやっぱりナチュラルでちょっとモコッとした音じゃないと...。
っていう人は避けるべき。

しかし、BOSSの次世代へのチャレンジを暖かく見守りたいというのであれば一度は弾いてみて欲しい。

信者の多い機種の名前を冠するという事はメーカーの信頼を失うというリスクを伴う。
「安易に人気機種と同じ名前を付ければ売れると思っているだろ!」てな具合に。

それでもBOSSがこの機種が歴史を塗り替え、次世代のスタンダードとなるよう祈って「OD-1」という名前を付けたのだ。

その心意気を是非感じてみてもらいたいと思った。




2019年1月26日土曜日

BOSS / MT-2W レビュー

やったぜ。

BOSS MT-2W

とりあえず歪めば良いと思っている名機メタルゾーンは確か90年とか91年位に登場した。
BOSS製品の中ではDS-1に次ぐ歴代売上を誇る世界的人気モデル。売上のソースはここには無い。

アホほど良く歪み、ノイズも少なくハウリングにも強い。そして異様にEQが良く効く。
挙げ句ミドルは帯域も調整可能とどんなギターを繋いでも僕達を鋼鉄の世界へと導いてくれたメタルゾーン。

そんなメタルゾーンがまさか公式の手で進化しようなんて誰が想像しただろうか。

というのもメタルゾーンはアナログ回路故にモディファイ品が既に多く市場にあったからだ。
有名どころで言えばKeeley。あとはANALOGMANとかWEEDとかSPIとか挙げ出したらキリがない。

だから今更公式が出してくるなんてハッキリ言って異常だ。(褒め言葉)

という事で「BOSS MT-2W metal zone 技 WAZA CRAFT」。どうなのか。

まずは基本的なスペック。

元々BOSSのエフェクターはバッファー搭載だが、技シリーズには新たに設計されたバッファーが搭載されている。
今までのバッファーを原音重視だとすれば、技バッファーは少し音が変わる。
艶が出るというか派手になるというか。多分大体の人が変わったと実感できるはず。

あとは内部のパーツ類も技チームによって厳選された物が搭載されているようだが、
まあ弾き手にとってはどうでも良いよね。使ってるパーツが良くなったとだけ思っておけば。

コントロール的な部分は殆ど従来のメタルゾーンと同一だが、唯一中央下部にピンスイッチが増設されている。

このピンスイッチで...。

・従来のメタルゾーンサウンドがベースのスタンダードモード
・現代的なハイゲインディストーションに進化を遂げたカスタムモード

2つのモードの切り替えが可能だ。やったぜ。


実際弾いてみるとスタンダードモードの時点で結構違う。
確かにメタルゾーンの音なのだが、ノイズが少なく感じる。あとレスポンスも良くなっている。キャラクターとしては個人的にMXR(EVH)の5150オーバードライブを思い出すザクザク感のある音。旧メタルゾーンの音がそのままではないので注意。
それで文句言う人は居ないか。

カスタムモードは素晴らしい。
高級なハイゲインドライブに匹敵するレンジの広さ、そしてノイズの少なさ。
どうやらミドルの帯域もスタンダードとカスタムで変動するらしく、カスタムモードの方がよりモダン系のメタルサウンドが作りやすい。
程良くコンプレッション感を抑えレンジが広がった事で多弦ギターでも低音が殺されない。
EQを使いこなせればDjent的なのもイケそう。
単音を弾いた時にやや音の細さを感じたが、ハイゲインディストーションの宿命でもあるので全然許容範囲。

よく高級な機種にありがちだが、「アンプの歪み」を求めてコンプレッション感を抑えて音をオープンにしすぎると当然弾き手は弾きにくいと感じてしまう。
そしてそういう機種は大体小さなアンプや小さな音量では良い音にならない。
かといって逆にコンプレッション感を強くすると弾きやすいのだが音が細くなってしまう。そしてバンドのアンサンブルに埋もれる。

技メタルゾーンはその調整具合が非常に上手い。

カスタムモードの音はまさに「コンプレッション感を程良く抑えたオープンだけど弾きやすい」音。
自宅でもスタジオでもちゃんと使える音に仕上がっている。

ちなみに「Keeleyのモディファイ品(Twilight Zone)と比べてどうよ」
という声もどっかで聞いたので書いておくと、個人的には技メタルゾーンの方が好き。

Twilight Zoneは3モードで簡潔に書くと

・ローとミドルを強化したメタルゾーン
・もっと歪むローとミドルを強化したメタルゾーン
・コンプレッション感薄めのアンプっぽい歪み

だった。(と思う。)

どのモードも良い音だったが、ちょっと音作りの難易度が高い。
とくに三番目の「コンプレッション感薄めのアンプっぽい歪み」のモードに関しては音がオープンすぎて扱いにくい。確かにアンサンブルの抜けはいいのかもしれないが、単純に「うるせえなコレ」と思ってしまった。

という事で音作りも比較的しやすい技メタルゾーンをおすすめしたい。




2019年1月25日金曜日

MXR / M264 FET DRIVER レビュー

日本では影の薄いやつ。

※画像引用:Dunlop公式


まずFETとは、簡単にいうと電子パーツ、トランジスタ。

あとはよくわからん。終了。


FETはエフェクター界隈では真空管アンプっぽい音をエフェクターで再現するのに使われていたりする。

という事でこのFET DRIVER、いつものMXRサイズの筐体で真空管アンプのような歪みを作るというコンセプトのオーバードライブである。

真空管内臓のオーバードライブと言えば、エリック・ジョンソンやデイブ・ギルモアの使用でおなじみのTUBE DRIVER。


ちなみにこのTUBE DRIVER、もう手に入らない的な事を言っている人もいるが、
海外で普通に売っている。上記動画の物も恐らく現行品。※メーカー名はBK Butler。

Butler Audio ※海外サイト

Paypal決済にも対応しているのでいつか欲しい。

話題が逸れてしまったが、MXR FET DRIVERはこのTUBE DRIVERを意識したペダル。のはず。

このモデルのプロトタイプの画像を見たが、もっとTUBE DRIVER寄りのルックスだった。

TUBE DRIVERを弾いたのは遥か昔なので音が思い出せなかった。残念ながら比較は出来ず。なのでFET DRIVERだけの感想を。

まずいつも通りにレベル以外は12時の設定。アンプはクリーン。
いわゆるジャキっとした切れ味の鋭いオーバードライブトーンでは無く、中低域がすごい。とにかく音が丸い。

テレキャスでジャキジャキと軽快にカッティングするような音には全く向かない。
そういう人は素直にブルースドライバー買うべし。

ドライブを上げていくとまるで音割れのように荒々しいファズ寄りの音に変化していく。
低音弦の音がブーミーになりやすく、EQも含め、セッティングは非常にシビア。Hiは上げすぎるとチリチリするし、Loは上げすぎるともはや何弾いてるのか分からなくなる。

真価を発揮するのはやはり単音。ストラトで弾いてもかなり太い音。伸びも良い。
中央のハイカットをONにすれば更に音が中域に寄る。EQはフラットで良いと思う。

JCM800とかのマーシャル系アンプを少し歪ませてこのFET DRIVERでブーストしてやるとエリック・ジョンソンっぽくなる。
ギターはストラトのリアピックアップ(トーン絞り気味)だと最高。

ハムバッカー搭載ギターで使用したら低音が暴れて収集つかない予感がしたが、
実際弾いてみると歪みの粒がストラトの時より細かくなった印象。全然使える。
ただやはり低音弦の扱いは難しい。やっぱり単音向け。

★総評★

良い点
・ストラトで弾いてもかなり太い音。
・ファズっぽい音も作れる。
・筐体がびっくりするほど軽い。

悪い点
・使うアンプも含めセッティングが難しい。
・音数の多いコード(和音)弾きには向かない。

この1台でバッキングもリードも、というのは困難。
バッキング用に別のエフェクターを用意してこれはリード用に割り切ったほうが良い。

ストラトやセミアコ繋いでフェンダーアンプにプラグインしてドライブ下げ目でブルースのセッションとかに使ったらめっちゃ気持ち良さそう。

個人的にはこの万人受けしない扱いの難しさがMXRらしくて好き。




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2019年1月24日木曜日

BOSS / DS-1X レビュー

歪みエフェクターの革命児。

BOSS DS-1X

世の中の歪みエフェクターに飽き飽きした人へ。
もう2019年、いつまでTS系だのOD-1系だのケンタウロス系だの言って新製品を作るつもりなんだろうか。
歪み系ってクローン、コピー、インスパイアばかりで一体いつになったら「本当の意味で進化」するんだろう。

そんな事を思っていた人も多いはず。

実は既に進化を遂げていた。2014年に王者BOSSの手によって。

それが「DS-1X」と「OD-1X」の2機種。

名機DS-1とOD-1の名前が使われた事で発売前から騒ぎになっていた事を思い出しますが、いざ発売されてみると思ったより反響が無かったと記憶しています。
(あくまで他のBOSS新製品に比べてですが。)

その理由は個人的にこの2種類のXペダルが"デジタル回路"であった事が原因かと思った。

というのもこの業界、いまだに"アナログ支持者"がかなりの数を占めていて、
この2機種に関しても詳細なスペックが発表されると「なんだデジタルかよ。名前に騙された。」という感じの声を多く見かけた。
そして実際に試すことも無く...。というパターンではないかと。

自分自身も発売されてしばらく眼中に無かった。
それは単純にラウド系バンドマンであったから。当時はハイゲインを謳っていないディストーションに用が無かったのである。

今思えば本当に後悔している。発売とともにちゃんと試して買っておくべきだった。

先述したようにアナログ支持者の多いこの世界、特に歪みエフェクターに関してはデジタルといえばLine6に代表されるようなアンプシュミレーター、もしくはマルチエフェクターの内蔵エフェクトが一般的で、コンパクトエフェクターで「これはデジタルの歪みだ」と大々的に謳っていた商品は本当に少ない。

DS-1Xはそんなアナログ至上主義の世界にあえてデジタルらしさを徹底的に求めた1台だ。
名前こそDS-1だが、あのDS-1らしさは微塵もない。
これはBOSSから楽器業界、特に歪みエフェクター界隈への挑戦だと思う。

クリーンなアンプに繋いでツマミをレベル以外12時にして試す。
そこからは驚きの連続だった。
音が似ている歪みエフェクターが思い出せない、というか存在しない。

DISTつまみ12時でかなり歪む。正確には歪んで聞こえる。
これは弾いている側しか分からないのかもしれないが、1弦から6弦まで1フレットから最終フレットまで均等に歪む。
所謂ハイゲインディストーションにありがちなコンプレッション感が限りなく薄い。
ハイゲインなセッティングなのに原音を感じる程にクリアー。音の分離感が異常レベルで良い。
一般的なディストーションではまず有り得ない現象が起こる。
音量を上げるとまさに音の壁を感じた。

ノイズは無いという事は無いが、歪み量を考えると極小の部類。



基本的にハイゲインだが、従来のメタル系とは違う歪み方なので、
DISTツマミの具合で軽いクランチサウンドまで構築可能。
そして中央の2BAND EQ、これは可変幅は広いが正直効き過ぎのレベル。
個人的にはどちらも12時より右には回さないほうが良いと思う。引き算でのイコライジングをオススメしたい。

そしてDS-1X、ディストーションでありながら歪んだアンプへのブースターとしてもいい仕事をする。
アンプの元々の音にリッチな中高域がプラスされ更にゲインアップも図れる。
お陰でトータルの歪み量が増しても音が細くなる印象無し。

単品でも、アンプの歪みや他の歪みエフェクターと組み合わせても大活躍。

歪みエフェクターの世界は止まっているようで実は2014年の時点で確かな進化を遂げていたのである。


2019年1月23日水曜日

VeroCity Effects Pedals / Uver レビュー

Twitterをやってるギタリストなら一度は名前を聞いたことがあるのでは?
という位最近流行っているブランドのディストーション&プリアンプ。

VeroCity Effects Pedals Uver

VeroCity Effects Pedalsについて

メタルバンドVIGILANTEのリーダーでありギタリストのHiroshi Omoto氏がCEOを務める国産エフェクターブランド。
都内某楽器店の取扱開始と共にじわじわとネット上の口コミで人気が広がり支持者をどんどん増やしているブランド。

個人的にはメタルバンドのプレイヤーがCEO、って言うだけで何故か信用できてしまう。
メタルギタリストほど機材、特に「歪み」に情熱を注ぐ人種は他に居ないと思っている。
市場に出回っているギター用機材の中で、メタルに特化した物(ギター本体もそうだが、アンプやエフェクターも)はやたら多い。
世の中そんなにメタラーが多いのかと勘違いしてしまうレベル。

それだけメタルプレイヤーは機材へのコダワリが強い人が他ジャンルに比べて多いと思う。

個人的な事だが、基本的にハンドメイド(ブティック)系のエフェクターは好きではない。具体的にブランド名は出さないが、作り手のコダワリがプレイヤーを置いてきぼりにしている物が多い。
どんなレアなパーツやを使おうが外観を奇抜にしようがプレイヤー目線ではどうでも良く、出音と操作性と耐久性が全て。
そこを理解できなければプレイヤー人気は獲得できない、プロが使うなんてもっと有り得ない。

海外のプロギタリストのエフェクトボードがBOSSコンだらけなのは音が個体差も無く安定しているし壊れないし何よりどこの国に行っても売っているというのが大きいはず。

実際自分のエフェクトボードもハンドメイド系は極力避けBOSSやTC、ZOOM等の大手工業製品(大量生産品)で大半を占めている。

そんな自分がハンドメイド系ブランドの「VeroCity Effects Pedals」に手を出したのは作り手がプレイヤー(しかもメタラー)だから。単純にそんな理由だった。
しかもVIGILANTEという国内外で活躍するバンドのギタリスト。ちなみにバンドのもう一人のギタリストであるKazuaki Horie氏もVeroCityのエフェクターを使っている。
となればこのブランドのエフェクターは間違いなくプレイヤー目線で作られている!と勝手に思った。


バンドもカッコ良い。

で、購入したのは写真の「Uver」。
名前の通りBogner / Uberschallをモデルにした1台。
詳細は企業秘密だと思うが、謎の技術でUberschallサウンドをこのコンパクトサイズに収めたとの事。

自分は元々Uberschallが大好きだが実機を買う金も家で弾く環境も無かったため、
ずっと良質なUberschallシミュレーターを探していた。
Line6のPODシリーズであったり、Bogner本家のUberschallペダルであったり、どれも良かったが、結局最も再現率が高かったのはKemperのプロファイルだった。
実機から音を録ってるのだから再現度が高いのは当たり前だが。

ただKemperは持ち歩くのは面倒臭い...と思っていたところに突如現れたVeroCity「Uver」。
とにかく再現度が高いという事で、お店で試す。
決してエフェクターとしては安い金額では無かったが、気が付けば購入していた。

そんなこんなで1年以上使っているのでレビューを。

まず、このモデルはディストーションだが、アウトプットジャックを半差し状態にするとプリアンプにもなる。
これでアンプのリターンやパワーアンプに接続可能。

(巷にはプリアンプと書いてあるのにリターン接続出来ないエフェクターもある。そういうやつはプリアンプと名付けないでほしい。)

ディストーションとして使っても既にUberschallっぽさ全開だが、
やっぱりプリアンプとして使うと凄い。
100W以上のアンプのリターンに繋げば本当にUberschallを弾いているのかと錯覚するほど。
再現度はKemperに余裕で匹敵する。(Kemperと比べるのもアレだが。)

電源も公式では記載が無かったが9V-18Vまで対応しており、9Vではアンプ系サウンドにエフェクターらしい程良いコンプレッション感がプラスされた弾きやすいサウンド。
18Vでプリアンプ使用すると音がかなりオープンになり、実際の真空管アンプに近い挙動となった。多弦ギターでも余裕の低音。音作りは難しくなる。

現在は18Vでプリアンプとして使用し、前段にBOSS / DS-1Xを繋いでブーストしている。

本体にもブーストスイッチは付いているが、18Vプリアンプ状態では音が太くなり過ぎて扱いが難しいと感じた。実際のアンプ同様に前段に適当なエフェクター置いてブーストするのが個人的には良いと思う。

ディストーションエフェクターとしてインプット接続している場合はブーストもかなり良い具合に働いた。

イコライザーは実機同様あまり強烈に効くタイプでは無い。そこまで再現しているとは。
持論として、アンプのコントロールがフルフラットが一番良い音だと思っているので、Uverでも基本はフルフラット(12時)。使うギターによってゲインとトレブルだけ11時位に下げる。

BOSS / DS-1Xと組み合わせた音で録った動画。↓



スマホマイクの音質でカバー動画なのが申し訳ないが、Uberschallっぽい切れ味のある音がきっと伝わるはず。ちなみにKemperのパワーアンプを使用してオレンジの1発キャビで鳴らしている。

気になる人は楽器店で試すのも良いが、できれば(持っている人に借りるなどして)スタジオの4発キャビで大音量で試してもらいたい。
自分はとりあえず2017年の夏くらいから使っているが故障、トラブルは無し。
飾らないシンプルな外観、扱いやすいコントロール、納得の音。
粗探しをするならエフェクターとしては高額な価格だが、アンプを1台買ったと思えば激安である。

Uver、ちょうど楽天では取り扱ってる店がなかったが、VeroCity Effects Pedalsのサイトで直接注文も出来るようなので自分のようなUberschall好きは是非。
ハイゲイン系のアンプモデルはもちろん、クリーンアンプのモデルやベース用もあり、幅広いジャンルのプレイヤーにオススメしたい。

叩くポイントが無くて露骨なマーケティング記事になってしまった...。


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2019年1月21日月曜日

Dunlop / John Petrucci Cry Baby Wah [JP95] レビュー

ジョン・ペトルーシの名前が付いている商品は基本的に良い。
と一般的に言われているが、ワウはどうだろう。


とりあえず外見はパーフェクトにカッコいい。
サイズは一般的なクライベイビーと同一、カラーは写真じゃ綺麗に写らないけどブラッククローム的な色。指紋が超目立つ。重い。


エフェクトON時に青色LED点灯。これ地味に嬉しいやつ。しかも両サイドに搭載。嬉しいやつ。
BOSSのPSA-100アダプター(新型)も問題なく差さる。
昔はBOSSのアダプターと相性悪いワウがあって地味に困った。RMCのワウとか。

ジョン・ペトルーシは元々クライベイビーのラックワウを愛用していて、
今回のJP95はそのラックワウをベースに更にペトルーシの好みにチューニングされているとか。

裏蓋を開けると...


みんな大好き内部トリマー。
VOLUMEと6バンドEQを搭載。あとどっかでQも弄れるはず。
出荷時はペトルーシセッティング。
ディストーションサウンド中心なら特に変えなくても良いかも。
ここ上手く調節できれば多分オールジャンル使える。

ちなみにバイパス方式は「True Hardwire」との事。

あと3.2khzトリマーの上のスライドスイッチは製造テスト用だからNORMポジションから触るなとの事。それならもっと見えないところに付けてほしい。スイッチがあったらとりあえず触れたくなるでしょうが。



音の方はやっぱりすごかった(小並)
ハイゲインセッティングだと本当に分厚く悪い音がする。

ワァゥ~って感じが一般的なモデルだとしたら、キョゴゥワゥェ~って感じ(幼児退行)

出荷時の設定だとボリュームもややブーストする設定になっているので早弾き時に使うと上手くなったと勘違いする。

ワウはボード内で繋ぐ位置はカッチリとは決まってないけど、より悪い音にするために歪みの前が良いかも。

個人的にはヴィンテージ系のワウよりもこういう何でもできちゃう系の近代的ワウの方が好み。

★良いところ
・外見がカッコいい。
・LEDインジケーター付き。
・裏蓋を外せば幅広いセッティングが可能。

★良くないところ
・指紋だらけになる。多分マメに拭かないとメッキが死んで錆びる。
・重い。
・値段が高い。
・さすがにヴィンテージ系サウンドは作れない。

そもそもヴィンテージ嗜好の人はペトルーシシグネイチャーの時点で買うわけないのでマイナスポイントでは無いか。

定価38,000円、新品売価の相場は税込み28,000円前後。
ちょいちょい2万円ちょっとの特価品が出回ってるようなので、その時がチャンス。
(筐体の塗装の都合上中古品はあまりオススメできない...。)