2019年12月5日木曜日

続・ギターをリペアに出した話

メインギターのフリーダムSTタイプ

懲りずにまたリペアに出したのでした。

今回の内容は

・ピックアップ交換(Fender GEN4 noiseless)
・上記に伴うピックアップザクリ掘り足し
・ピックガード制作

今回も「MT Guitarworks」さんにお世話になりました。

以下転載







そう、ピックアップ自体の厚みがありすぎて無加工で搭載できなかったのである。 
色々な改造を自分自身で行ってきたが、さすがに木工関係はリスクが大きいのでパス。
餅は餅屋ということでプロにお任せすることにした。 

ついでに日焼けして縮みまくり、もはや市場に存在しない独自のカラーと化していたピックガードも交換。 素晴らしい仕上がりとなった。

ピックアップはFender純正のノイズレス。GEN4はアメリカンエリートに付いてるやつ。 音はヴィンテージストラトとは程遠いが、ストラトらしい繊細さはそのままに「一般的なハムバッカー」と同レベルまでノイズが減った。
パワーも幅広いジャンル対応型の「ややハイパワー」くらい。この辺のバランスの良さはさすがフェンダー純正。 
ノイズレスという名称のせいでノイズ皆無なのかと思われがちなピックアップだが、構造上「一般的なハムバッカー」と同レベルになるだけである。 
それでもシングルよりは大幅にノイズが減るので非常に有効である。

 今回のリペアで更にストラトでハイゲインおじさんの強力な武器となった。


2019年9月6日金曜日

La Bella / The Bender 【10-46】 弦

La Bella / The Bender
La Bella / The Bender
弦だ。

気になって買ってからずっと放置してたのでパッケージが汚い。
なんか1960年代から70年代の弦のレシピを再現したらしい。
つまりヴィンテージリイシュー弦だ。

La Bella弦はベーシストには割とお馴染みなのだが、
ギタリスト界では影が薄い。
他社弦のOEM生産も行う大手メーカーである。



ロックンロール!

この弦はピュアニッケル弦、ゲージは10-46。


中身。ボールエンドに色付けがされている。
ダダリオとは色の組み合わせが異なるので注意。

ここまでやっておいて貼った後のギターの画像を撮り忘れた。
が、別に外見上の変化は何もないので問題無し。

他社のピュアニッケル弦同様、張りたての音が既にちょっと暗い。
ダダリオやアーニーボールに慣れていると違和感がすごいと思う。

音的には程良い粒の揃い方をする。どこかの弦の音が飛び抜ける事は無い。
スライドするとちょっとだけ指にザラつく感じがする。
単音を弾いた時に少し太さを感じる。中域がやや強調されているのだろうか。

弦のコンセプト通り、クリーン~オーバードライブ、ファズ系サウンドが合う。
メタラーはそもそも買わないと思うので問題無し。

ここまで書いたが、これ一般的なピュアニッケル弦の感想じゃないか。

という事で弦のレビューは余程変わった物でない限り難しいという事が判明した。

とりあえずギターもパーツもエフェクターもヴィンテージ系で拘っている人はせっかくなので弦もヴィンテージ系で統一しましょう。

という用途の弦ということで良いと思う。


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2019年9月4日水曜日

ギターをリペアに出した話

メインギターで使っているフリーダムのストラトタイプ。
今年の春にリペアに出したのでその感想を。

リペア内容は

・フレット交換とそれに伴う指板塗装
・ナット交換
・ホイールロッド増設

以上。

リペアでお世話になったのは「MT Guitarworks」さん。

工房のTwitterでリペア工程を掲載していただいたので以下転載。(手抜き)







以上だ。

リペアが完了して弾いてみたが、もはや別の楽器と化していた。素晴らしい。
フレットは記載の通りジェスカーの特大ステンレス。ジャクソンギターに匹敵するサイズ。
高さも横幅もあるので軽いタッチで弾ける上にスライド時の滑らかさも凄い。
そしてステンレス。実は初めてステンレスフレットを採用したが、とにかく曇らない。傷が付かない、磨きたてのスベスベ感が続く。恐ろしい。

音の変化も凄い。明らかに音のレスポンスが向上して硬質的で明るい音に。
これは確かに好みが分かれる音。

ナットはグラフテック製に。1週間も弾いていたらチューニングが全然狂わなくなった。
ブリッジサドルもグラフテック製なのでサスティーンが更に向上して弦が切れる心配が無くなった。嬉しい。

そして仕上げのホイールロッド。今まではトラスロッド調整のためにネックを外す必要があったがこれでネックエンドからいつでも調整可能だ。

中古で買ったが故に仕様に突っ込みどころが多かったこのギターだが、
今回のリペアで理想のギターに変化した。フリーダムの目指す音には遠ざかったと思うが。

ちなみにこのギターはPUをSuhrのMLに変更し、コンデンサーに鵺のBIANCOをブチ込んでいる。

ヴィンテージとは程遠いモダンストラトに仕上がった。

MT Guitarworksさん素晴らしい仕事をしていただきありがとうございました。



2019年9月3日火曜日

Musicman / Bongo 5st HH レビュー

悪ノリで購入してから数ヶ月経ったのでレビュー。

Musicman / Bongo 5st HH
Musicman / Bongo 5st HH

トイレだの便器だの酷いアダ名でお馴染みのMusicmanベース、Bongo。
同社ではStingrayベースが定番。Stingrayはパンクからメタル、プログレまで幅広いファンの居るベース。

BongoはBMWデザインチームによる先進的で人間工学的なデザインを採用している。
その結果が写真の通りの丸っこいボディ。

ヘッド形状も独特。

※メーカーサイトより転載

この人間工学ボディだが、座って弾くと正直ちょっと弾きにくい。
が、ちょっとストラップを短めにして立って弾くと恐ろしい程身体にフィットする。
そして軽い。ヘッドは落ちない。

スペックの中で注目すべきポイントをメーカーサイトから抜粋する。

・Scale Length 34" (86.4 cm)

スケールは34インチ。フェンダージャズベと同様。
多弦ベースでは35インチが流行しているがやはり演奏性は34インチの方が高い。
ちなみに弦は表通しのみ。

・Frets 24 - High profile, wide

ベースではちょっと珍しい24フレット仕様。
ボディが小さめな事もあり、ネックがやたら長く感じる。

・Body Wood Basswood

ボディ材はまさかのバスウッド。
これは驚く人も多い。ギターならまだしも、硬質重厚な木材が好まれるベース界において真逆のキャラクターを持つバスウッドを採用。

・Controls 4-band active preamp; vol, bridge/neck pickup balance, treble, high-mid, low-mid, bass, 4-band active preamp; vol, bridge/neck pickup balance, magnetic

コントロール類。アクティブならではの幅の広さ。
ミドルは流行の周波数帯を弄れるタイプではなくハイローで固定。
ちなみに18V仕様である。9V電池が2つ必要だ。

・Pickups Optional - Dual Humbucking with Neodymium magnets

ピックアップはMusicmanお馴染みのハムバッカーを2基搭載。
ただStingrayと異なりネオジウムマグネット仕様である。
(ニューモデルのStingrayは同様のPUを採用している)

・Neck Wood Select maple neck

ネックはメイプル。流行のカーボン補強や硬い木材とのラミネート等は行っていない。
買ったモデルはグロスブラックカラーだがネックとヘッドはサテン仕上げになっていた。
日本の湿度事情を考えるとやっぱり音質は犠牲になるかもしれないが補強やラミネートはして欲しいところ。予想通りやや反りやすい。

気になるポイントは以上。

サウンドに関しては想像通りハイパワーアクティブサウンド。
木の鳴りなど完全に無視したある意味次世代の音を出す。
ボディ材がバスウッドというのもハイパワーなピックアップとワイドレンジなプリアンプのサウンドを最大限に活かすためなのかもしれない。
当たり前だがノイズも少ない。エフェクターを多用する人にも嬉しい。

同社のStingrayと比較すると、あちらが切れ味のあるドンシャリサウンド、Bongoは全帯域がドバっと襲いかかかるようなサウンドだ。
プリアンプのEQの効きも非常に良いのでStingrayより幅広いジャンルに対応できそうな気がする。
34インチだが5弦の音も非常にハッキリとしていて聴き取りやすい。
34インチの5弦ベースを何本か弾いたが、やはり他の弦との音量差があったり音程感がボヤけていたりと問題のあるベースが多かった。
このスペックからは考えられないほどしっかりと5弦が使える仕上がりになっていた。
ハイパワーではあるがもちろんクリーンセッティングで歪んでしまうような事はない。

そしてとにかく弾きやすい。特に立って演奏する時。
軽い、バランス良い、フィット感良いと極上の弾き心地。

当たり前だがパッシブベース特有の木が悲鳴を上げるようなベースの音は作れない。

巨大な武器を使う女子のようなベースだ。


一般的な5弦ベースのイメージ

Bongoのイメージ
そのきれいな顔をフッ飛ばしてやるぜ!


このスペックのベースで定価30万円超えは正直どうなのかと思っていたが、
演奏性の高さ、サウンドの汎用性の高さ、見慣れるとキュートな外見。
間違いなく買ってよかった1本だ。

自分が買ったときは代理店変更の云々があり超安かったがさすがにもう売り切れた模様。

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2019年4月8日月曜日

ギターをラッピングした話

車用のラッピングシート(痛車とかにも使われている)でギターを包んだらどうなるのか。

気になったので実行してみた。去年の4月に。

買ったのは自動車用カーボンマジョーラシート。
サイズは152x50くらい。忘れた。


↑多分こんなやつだったはず。

作業的には簡単で、ギターのパーツ(ネックが取れるならネックも)を全部外してシートを乗っけてドライヤーで温めて伸ばしながら貼る。
以上。

作業工程は画像にて。

作業前のギター。Ibanez RGA。地味。厨ニ臭い。ダサい。
シートを張り終えたところ。
パーツのスペースをデザインナイフでカット。
組み込み。インレイステッカーは剥がした。

見る角度で色が変わる。

以上だ。シートはボディ側面で全部カット。
カットしたシートとボディの境目は3Mの屋外対応ビニールテープで養生した。

作業したのが去年の4月なのでちょうど1年位経つが、シートの端は浮いてくるポイントがあるものの、全体的にはまだきれいな状態を保っている。

★費用
ラッピングシート:2000円
ビニールテープ:500円
デザインナイフ:300円
去年の出来事を平然と今年の記事にする気持ち:プライスレス

ということでギリギリ3000円以内で収まった。

ギターの外観を変えたいと思ったらまずリフィニッシュが挙げられるが、
本体の鳴りが変わるというリスク(個人的にはどうでもいい)がある上に高額だ。
しかも元には戻せない。

ラッピングであれば数千円で済む上に飽きたら剥がせばいい。
もう1本ラッピングしたギターは飽きて剥がしたが、糊が残ったりはしなかった。
が、境目に使っていた3Mのビニールテープの糊が残った。
いくらなんでも強力すぎたかもしれない。

完璧主義者が満足する仕上がりにするには結構難易度が高いが、
上の写真レベルの仕上がりであれば超不器用(高倉健)以外は問題なくできるはず。

シートの切れ端、境目は剥がれやすいので、サウンドホールが空いているギターなどは工夫が必要かもしれない。

ちなみにマジョーラは日本ペイントさんの商標なので勝手に使ったらアカン。

2019年4月5日金曜日

Bogner / Uberschall Pedal レビュー


長い事愛用していたペダル。Verocity購入と共に売却したので供養レビュー。


Bogner / Uberschall Pedal
Bogner / Uberschall Pedal

ハイエンドアンプメーカー、Bognerから発売されたディストーションペダル。
発売当時は大騒ぎになった。

同時に出たのはEcstasy2機種とこのUberschall。
それぞれの筐体カラーから赤青黒とよく呼ばれていた。

個人的にハイゲインアンプで最も思い入れのあるアンプがUberschallなので、
その名を冠したペダルなら買わない理由は無かった。

面倒なので結論から言うと、このペダルは用途を選ぶ。

ネットのレビューでも賛否両論。しかも良いかクソかの極端なレビューが多い。

なんでこんな事になっているかと言うと、本当の意味でアンプライクだったからだと思う。

アンプライクの定義は人やブランドによって様々だが、
個人的には音質云々より「アンプに近い挙動と弾き心地」だと思う。

アンプライクなペダルですと案内されて弾いてみたら中域モリモリサウンドのペダルだった事が何度もある。
中域モリモリがアンプライクなら実機のジャズコとかVOXよりアンプっぽいって事?って話。

というのはどうでも良くて、Uberschallペダルはアンプライクだと思う。

先に用途を選ぶと言った通り、家で小音量で弾くのとスタジオや箱で大音量で弾くのとでは全く音が違う。

家弾き専門の人がコレを弾いたらまず「歪み量が足りない」と言うはず。
そして「弾きにくい」と感じるはず。もしかしたら「音が細い」とすら思うかも。

それもそのはず音にコンプレッション感(圧縮感)があんまり無い。
GAIN全開でもしっかりニュアンスが残る。

超圧縮系ハイゲインメタル一直線ドライブペダルに慣れている人が弾いたら絶対「クソだ」という感想で終わる。

このペダルが真価を発揮するのはワット数の大きいアンプに繋いで大音量で弾いた時。
吠えるような中高域と図太い低域は実機のUberschallを思わせる。7弦も余裕で使えるレンジの広さも素晴らしい。

確かに最大ゲイン量は実機よりは少ないかもしれないが、大音量で弾いてて足りないと思う事は無いはず。
思ったなら根本的な音作りを見直すべき。

ちなみにブーストスイッチが付いているが、音量のみのブースト。GAINはブーストされない。

設計から見ても、Bogner的にはこれでGAIN量は十分と判断したのだろう。

総評:
家で弾くのが専門ならPODなどのモデリング系の方が良い。
このペダルのポテンシャルを活かすには音量が必要。
そしてUberschallのキャラは再現しているが、音圧は実機Uberschallには敵わない。100wのアンプに繋いだとしても。


2019年3月19日火曜日

MONTREUX 56 SC Pickguard Relic & GRAPHTECH PS-8000-F0 レビュー

1個あたり紹介する部分も少ないのでまとめて。

まずはこれ。

MONTREUX  56 SC Pickguard Relic
MONTREUX  56 SC Pickguard Relic

50'sストラト用ピックガード(汚い)。

なぜギタリストはわざわざ汚い(新品の)パーツを買ってしまうのか。

ビスが付属してきたのだが、ビスはピカピカだった。ピックアップ取付用のビスだけ何故か中途半端に汚かった。徹底しろ。

ピックガード取り付け前のギター

おなじみ水色ストラト。ちなみにフェンダーではない。シェクター。

MONTREUX  56 SC Pickguard Relic
ピックガード取り付け後のギター

照明都合でギターの色がちょっと明るいけど



何も変わってないじゃん。



                                                                                               
                                                                                                   糸冬
                                                                                             ---------------
                                                                                           制作・著作 NHK



次はこれ。

GRAPHTECH  PS-8000-F0
GRAPHTECH  PS-8000-F0

みんなだいすきグラフテックのストリングセーバー。

以前紹介したタイプとは異なり、ネジ関連を除く本体全てがストリングセーバー素材。

取り付けてみた。

GRAPHTECH  PS-8000-F0
GRAPHTECH  PS-8000-F0


だっせぇ.............。


こういう色の付いたパーツを買う時はしっかり本体カラーやパーツカラーとの兼ね合いを考えなければならない(戒)

(対して外見が変わらなかったピックガードが更に涙を誘う)

まあ実際の演奏時は手で隠れるのでヨシ。

実際に弾いてみると、予想通りちょっと暗い音。
ストリングセーバーは弦と馴染んでくるとテフロンの膜が発生する。
このギターも交換して2日くらいで音の暗さも晴れてきた。
金属素材に比べるとブライトさはやや失われるが思ったより全然マシ。
音の重心がややハイミドル~ミドルに寄るので扱いやすい印象になった。

一番の恩恵はサスティーンが増す事と弦が切れにくくなる。
というかこれでブリッジ由来の弦切れはまず起こらないんじゃないだろうか。

このシェクターはナットも標準でグラフテック(TASQ XL)だったのでチューニングの安定度はかなり高くなったと感じる。

元々7万くらいで買った安ギターだが、宅録から普段の練習までかなり活躍している。
(既に改造費が本体代を余裕で上回った)

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2019年2月9日土曜日

Super-Vee / Mag-Lok レビュー

マニアックすぎる。

Super-Vee  Mag-Lok

いつものFREEDOM。
サスティーンブロック汚すぎ問題は置いておいて、真ん中にあるパーツ。
何かと言うと磁石の力でブリッジを正しい位置にキープしようとするデバイス。



主にアームダウン時に効果を発揮するっぽい。
はっきり言って買うのはギャンブルだった。

動画の説明も商品ページの説明も非常に分かりにくい。良さが伝わらない。
取り付け方も日本語の説明は分かりにくい。

とりあえず自分は完璧にチューニングした状態で取り付けた。
取り付けた瞬間にチューニング狂ったのでペグを回して調整。

そのあとアーミングしてみたが、確かに"ブリッジ由来のチューニングのズレ"は落ち着いた。
動きが固くなったりする事もなく(違和感は多少有る)、音の変化もあまり感じられない。
てっきりこのパーツが反響して音には悪い影響を与えるかと思ったが、被害は最小限。

ただ、このパーツでチューニングが不安定なストラトが完璧になるかというと、そうでは無い。
あくまでもチューニングが狂う原因の1つを解決できるだけ。

ストラトのアーム使用時のチューニングの狂いはナットも大きく関係している。
自分のFREEDOMもナットが老朽化しているので狂わないストラトにはならなかった。

という事でストラトのチューニング問題を抱えている人は先にナット交換とトレモロスプリングの調整、ブリッジ取り付けビスの締め具合の調整から始めた方が良い。

このパーツ自体は高価だしそこまで期待しすぎると悲しい目に合うと思う。

もちろん取り付けるとトレモロスプリング5本張りはできなくなる。

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2019年2月7日木曜日

Ibanez / BTB686SC レビュー


今思えば完全に悪ノリだった。


メタルギターのイメージが強いブランド、Ibanez。
真偽不明の情報だが、メーカーのお偉いさんにベーシストが居るらしく、実はベースにかなり力を入れている、とも言われている。

実際どうだっただろう。

このシングルカットの6弦ベースはバンド活動で数年使用した。
スケールは35インチのスーパーロング。ピックアップはバルトリーニ、Ibanezオリジナルのプリアンプを搭載したアクティブベースだ。

ギター・ベースの構造を知っている人なら外見で分かる通りスルーネック。
ネック材がボディエンドまで繋がる構造だ。
ボディ材はアッシュっぽい木に更に硬いトップ材(ウエンジかな?)を重ねた構造。
見た目はかなり渋くて良い感じ。

6弦という事で普通の4弦ベースにローBとハイCの2本が足されている。
元々ベーシストでは無いが、音は良い。

スケールの長さとシングルカットの恩恵でローB弦の音がハッキリしている。
同社の34インチ5弦ベース(ATK)を持っているが、あちらはローB弦は弱い。音もボヤけている。

そしてスルーネックのお陰でサスティーンも素晴らしい。よく伸びる。

しかし重い。そして35インチは慣れないと結構フィンガリングに気を遣う。
立ってスタジオで2時間練習するのはある意味スポーツだった。

現在ではいろいろと改良された後継機種「BTB846SC」が出てきているので、10万円前後で使える多弦ベースが欲しいとなれば必然的に選択肢に挙がる機種だろう。

ローB弦の音より根本的な演奏性を求めるなら同社のSRがオススメだ。
比較的軽いしボディへのフィット感が抜群。


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2019年2月6日水曜日

雑記:ディズニーシー

雨の中家族でディズニーシーへ。




録った写真。パノラマ一枚。

2019年2月5日火曜日

GRAPHTECH / String Saverクラシックサドル [PG-8000-F0] レビュー


正式名称長すぎサドル。

GRAPHTECH  String Saver

結局買ってしまう。

全開レビューしたRaw Vintage。不満は無かったが.....。
突如1弦が切れまくる問題が発生したので変えました。

GRAPHTECH / String Saverクラシックサドル [PG-8000-F0]


弦間ピッチは約11.2。USAサイズ。
サドル本体は金属で弦と接触する部分だけストリングセーバー製。

クラシックサドルとは言うけどご覧の通り見た目はヴィンテージから大幅に遠ざかるのでこの時点で過去の遺産に縋り付くヴィンテージオヤジ(暴言)は使用NG。

ただ標準のストリングセーバーは本体が真っ黒なのでそれよりはマシか。

弦高は標準設定。イモネジは1弦だけちょっと飛び出た。手が痛い事はないので問題なし。

肝心の音だが、交換したてはやや曇る?籠もる?暗い感じの音になる。
ただ、弦にあたっているストリングセーバー部分が徐々にテフロンの膜を作って馴染んでくると音も明るくなってくる。弾いてれば数日の辛抱。

そしてやっぱり音が良く伸びる。あと気のせいかもだけど各弦の音にやや均一感が出た気がする。

一番のメリットはやっぱり弦が切れにくくなること。これは音質面じゃないから誰でも感じられるメリット。素晴らしい。

ライブでストラト酷使しててヴィンテージサウンドに興味無い人は試す価値あり。


2019年2月4日月曜日

Dimarzio / DP228 Crunch Lab レビュー


ジョン・ペトルーシシグネイチャー。

DP228 Crunch Lab


写真はMUSICMAN JP6。個人的にこの世で最も弾きやすいギターの一つ。
という事でこちらに標準搭載されているリアピックアップがDP228。
正式にはDP228Fが載っていたと思う。FはFスペースのF。弦間ピッチが広い。
音は変わらない。

Dimarzioは個人的に好きなブランドで、2大ブランドとして名を連ねるSeymour Duncanに比べ、個性的な音のラインナップが多い気がするから。
(あっちはあっちでインベーダーとかはっちゃけたやつあるけど。)

JP6はフロントはまた別のピックアップだが、それはまたいずれ。

とりあえずCrunch Lab、外見の時点で普通と違うのはマグネットの片側がバーポールピースになっている事。
このバーの向きを変えると音も変わるらしい。この向きから変えないから良く分からない。

このルックスで言えば同社のD-Sonicだが、あれはハイパワーかつ高域の出方が面白すぎて中々扱いにくいピックアップだった。
Crunch Labは外見こそ似ているがサウンドキャラクターは全く違う。
少し低域寄りのフラットな特性で非常に扱いやすい。
パッシブピックアップならではのレンジの広さも良い。セラミック・マグネット採用でハイパワーなタイプのピックアップではあるが、クリーントーンが封印されるようなパワーではないのでクランチトーンもイケる。

とにかく音の分離感が良く、歪ませてローコードなんてやっても全然問題なし。(歪み量に限度はあるが。)

ダウンチューニングにも余裕で対応。

シグネイチャーモデル特有のジャンルを限定されるような物(特にSteve Vai関連)ではなく、とりあえずオススメ教えてって言われたらCrunch Labを挙げる。

4芯なのでコイルタップも可能。

ジョン・ペトルーシシグネイチャーピックアップはこの後継機種が色々出てきているが、だんだんと低域寄りのキャラクターに変化していっているので、バランスを求めるならやっぱりコレが良い。


この動画だと使用エフェクター少なめなので音が分かりやすいかも。


2019年2月1日金曜日

作ったもの:door EP

完成時に一回ブログ記事書いたのだけど、
色々な問題がGoogleさんの指摘で発覚したのでもう一度。



12月9日完成のEP。ソロ活動2作目。

1枚目は正直DTMの練習というかなんというかな感じだったので、今回からは結構真面目にやった。

本当は12曲予定だったけど、個人的にさらっと聴ける方が好きなのでEP形式を貫くことにする。今後もたぶん。

物足りないくらいがちょうどいい。

簡単な曲紹介。

1,Welcome
オープニング的なやつ

2,Kaleidoscope
ギターのアドリブを2回録って、耳に残りそうなフレーズを極力排除。その後色々やったもの。

3,Resurrection Of Serket
前回のEPでありがたいことに高評価をいただいた曲。ミックス・マスタリング共に聴き直すとやっぱり納得できなかったので修正。

4,Flower Garden
EPのメイン楽曲。自分っぽい曲。女性ボーカルが居れば完璧だった。

5,The End Of Everything
終わり。

今回もBandcampから無料ダウンロード可。

2019年1月31日木曜日

普段聴いているもの紹介:Nosound

2日連続。

Nosound



イタリア、ローマ出身のポストプログレッシブバンド。

イタリアと言うと勝手にシャレオツでチャラいイメージがあるがそんなイメージをぶち壊すバンド。

彼等の事はPorcupine Treeのレーベル繋がりで知って5、6年、ずっとお気に入りだ。

曲調としてはとりあえず暗く退廃的。それもアルバムによって試行錯誤が見られ、フォーク色の強いもの、プログレ感の強いもの、電子音の強いものと幅広い。

自分の音楽性にも影響を与えてくれたバンドの1つだ。

彼等はポストロックだったりアンビエントだったり聴く人によってジャンルの解釈はバラバラだが、アルバムごとにスタイルが変化していく様はプログレッシブだろう。

上のPVが収録されているアルバムはAfterthoughts。

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【輸入盤】Afterthoughts [ Nosound ]
価格:2274円(税込、送料無料) (2019/1/30時点)

このアルバムではバンドサウンドが強調され時に音の壁を感じるほど。
特にドラムのセンスが光っているように感じる。

前述の通りアルバムごとにスタイルが変わるので、暗めの音楽が好きって人はとりあえず全アルバム視聴してみることをオススメする。

しかし日本での知名度は悲しいくらい低い...。