2019年2月7日木曜日

Ibanez / BTB686SC レビュー


今思えば完全に悪ノリだった。


メタルギターのイメージが強いブランド、Ibanez。
真偽不明の情報だが、メーカーのお偉いさんにベーシストが居るらしく、実はベースにかなり力を入れている、とも言われている。

実際どうだっただろう。

このシングルカットの6弦ベースはバンド活動で数年使用した。
スケールは35インチのスーパーロング。ピックアップはバルトリーニ、Ibanezオリジナルのプリアンプを搭載したアクティブベースだ。

ギター・ベースの構造を知っている人なら外見で分かる通りスルーネック。
ネック材がボディエンドまで繋がる構造だ。
ボディ材はアッシュっぽい木に更に硬いトップ材(ウエンジかな?)を重ねた構造。
見た目はかなり渋くて良い感じ。

6弦という事で普通の4弦ベースにローBとハイCの2本が足されている。
元々ベーシストでは無いが、音は良い。

スケールの長さとシングルカットの恩恵でローB弦の音がハッキリしている。
同社の34インチ5弦ベース(ATK)を持っているが、あちらはローB弦は弱い。音もボヤけている。

そしてスルーネックのお陰でサスティーンも素晴らしい。よく伸びる。

しかし重い。そして35インチは慣れないと結構フィンガリングに気を遣う。
立ってスタジオで2時間練習するのはある意味スポーツだった。

現在ではいろいろと改良された後継機種「BTB846SC」が出てきているので、10万円前後で使える多弦ベースが欲しいとなれば必然的に選択肢に挙がる機種だろう。

ローB弦の音より根本的な演奏性を求めるなら同社のSRがオススメだ。
比較的軽いしボディへのフィット感が抜群。


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