ジョン・ペトルーシが昔はIbanez使ってたって知ってた?
ピカソの愛称で知られるIbanez のJPMシリーズ。色違いで何種類か存在する。
定番のRGをベースに、特徴的なコントロール配置、唯一無二のカラーリング、RGに比べ若干太めのネックなど昔のギターとは思えないほど洗練されたシリーズだった。
(造りは今の国産RGに比べると若干荒いところもあるが)
今回紹介するのはその中でも異色のモデル、JPM90HAM。
これは1998年の星野楽器90周年記念に制作された貴重なモデル。
世界450本限定生産という事で、現在は非常に入手困難。
90周年記念モデルは他にもポール・ギルバートモデル、ジョー・サトリアーニモデル、スティーブ・ヴァイモデルが発売されたが、このJPが最も生産本数が少ない。
自分は7~8年くらい前にめちゃくちゃ幸運にも中古で手に入れられた。
写真では一見キレイだが、元々中古だった上に自分自身でも家とバンドでかなり弾いたので
ボディバックなんかは傷だらけ。
挙げ句リアピックアップを交換するというアホをしている。(まあ戻せるけど)
通常のJPM100シリーズを知っている人ならまず外見上の違いに目が行くはず。
(JPM100シリーズは所有していないので画像はGoogle検索を)
JPM100はアメリカンバスウッドボディの塗りつぶしカラーだが、こちらはフレイムメイプルをトップに。特徴的なカラーリングはシースルーにて仕上げられている。細かい。
製造はフジゲン。
フロントピックアップはそのまま。
ボリュームはポットの寿命きたのでトルクの軽いものに交換した。
24フレットには細かいがアニバーサリーインレイが入っている。
指板はIbanezでは珍しいエボニー。
ブリッジは今でも傑作と語り継がれる「Lo-Pro Edge」。
リアピックアップには元々DiMarzio Steve's Specialが載っていた。
メイプルトップとエボニー指板の影響かかなりトレブリーだったので、
バランスを求めてCrunch Labに交換した。
ヘッドにもフレイムメイプルトップが貼られている豪華仕様。
ロッドカバーは無くしたわけではなく、調整が面倒なので外しっぱなしにしている。
ペグは外見上の変化はないがGotohのマグナムロック式に変えた。
MUSICMAN JP6も一時期所有していたが、サウンドは正直こちらのほうが好み。
JP6と同じリアピックアップを搭載したのにこんなに違うのかと驚いたほど。
ただし弾きやすさ、機能性はJP6の方が断然上。
このギターも充分弾きやすい。多分普通の国産RGより弾きやすいのだが、
JP6の弾きやすさがただ異常すぎるのだ。お店で試した感じだとMajestyは更に弾きやすい。
1998年の製造販売なので、既に20年以上経っている訳だが、
ネックコンディションも問題なく今でも充分弾ける。流石に金属パーツ類はメッキがかなり傷んでいるが、Lo-Pro Edgeを始め各種パーツは今でも取り寄せて交換できる。
もしかしたらブリッジもまるごと新品に交換できるかもしれない。
という事で、まだまだ現役で活躍中だ。
このモデルを含めIbanez JPMシリーズは非常にレアなので、中古で見つけたら即買いをおすすめする。
0 件のコメント:
コメントを投稿