2019年1月22日火曜日

Ovaltone / -鵺- NUE DEVICE BIANCO レビュー

ここ最近盛り上がっている日本国内ハンドメイドエフェクターブランド。
その中でも評価の高いOvaltoneの画期的商品を買ってみた。

NUE DEVICE BIANCO

ちょっと前にTwitter上などで結構話題になったやつ。

-鵺- NUE DEVICE

ROSSO、NERO、BIANCOと3種類がラインナップされている。
今回試したのは最も高額な「BIANCO」。写真では既に汚いハンダ付けで取り付けてしまっている...。

NUE DEVICEは3種類それぞれ「サウンドキャラクター、色、価格」が異なる。
メーカー解説を纏めるとこんな感じ。

ROSSO (赤)・・・標準モデル
NERO (黒)・・・低域寄りに味付けしたROSSO
BIANCO (白)・・・ブライトで音の立ち上がりが良い

で、そもそもNUE DEVICEとは何かというとギター(ベース)のトーンコンデンサーと同じように使用可能なパッシブエフェクター。
外見はでっかいコンデンサーだが容量などの数値が無く、パッシブ回路であればギターのスペック問わず搭載可能。(EMGやプリアンプ搭載のアクティブ回路は使用不可)

メーカーコンセプトとして「ヴィンテージコンデンサの劣化特性を再現」との事。

使い方は簡単、元々付いているトーンコンデンサーを外して替わりに付けるだけ。
(一般的なストラトの場合は上の写真を参考に。)

今回取り付けたのはFREEDOMのストラトタイプ。
ピックアップはSuhr ML x3、ヴォリューム、トーン(フロント)、トーン(リア)の構成。
この場合NUE DEVICEの影響を受けるのは(多分)フロントとリアのピックアップになる。

取り付けてトーン全開のフロントピックアップで適当に弾いてみると、なにやら明らかに音が違う。
感じられた変化はこんな感じ。

・コンプレッション感(圧縮感)が薄れた。
・ピッキングニュアンスが今まで以上に出しやすくなった。
・裏バネの反響音、ボディの鳴りなどがアンプからもよく聞こえるようになった気がする。
・少し高域が目立つようになった。

ちなみにトーンの効かないセンターピックアップとハーフトーンでブレンドしても何も問題は無かった。

NUE DEVICEで個人的に最も真価を発揮するポイントはトーンを絞った時だと思った。
メーカー解説にもあるように、トーンを絞りきっても音の輪郭が残りボヤけない。ピッキングのアタック音もちゃんと残る。
これを活用してストラトのリアの音作りの難しさを解消可能。
特にハードに歪ませた時にトーンを絞ってあげれば耳に痛い高域が抑えられて中域が目立ってくる。しかもモコモコサウンドにならずに。
ストラトでハイゲインおじさん歓喜。

そのかわりエリック・ジョンソン的なリアピックアップの音は作るのが難しくなる。そこは注意。

総評としては、良くも悪くも音は絶対に変わる。
ただ、音が変わるという事は必ずしもプラスの方向に変わる訳ではない。←重要
取り付けは簡単だし容量なども気にしなくていいのでとりあえず試すのはアリ。

ちなみにパッシブ回路ならベースでも使える。

価格は高めだが、高額なヴィンテージコンデンサーを買っても「大して音変わんねえじゃん」になる可能性がある事を考えると、良くも悪くも絶対音が変わる分納得は出来る。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
Ovaltone -鵺- NUE DEVICE 【ROSSO】
価格:4968円(税込、送料別) (2019/1/21時点)

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]
Ovaltone -鵺- NUE DEVICE 【NERO】
価格:5400円(税込、送料別) (2019/1/21時点)

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Ovaltone -鵺- NUE DEVICE 【BIANCO】
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