日本では影の薄いやつ。
※画像引用:Dunlop公式
まずFETとは、簡単にいうと電子パーツ、トランジスタ。
あとはよくわからん。終了。
FETはエフェクター界隈では真空管アンプっぽい音をエフェクターで再現するのに使われていたりする。
という事でこのFET DRIVER、いつものMXRサイズの筐体で真空管アンプのような歪みを作るというコンセプトのオーバードライブである。
真空管内臓のオーバードライブと言えば、エリック・ジョンソンやデイブ・ギルモアの使用でおなじみのTUBE DRIVER。
ちなみにこのTUBE DRIVER、もう手に入らない的な事を言っている人もいるが、
海外で普通に売っている。上記動画の物も恐らく現行品。※メーカー名はBK Butler。
Butler Audio ※海外サイト
Paypal決済にも対応しているのでいつか欲しい。
話題が逸れてしまったが、MXR FET DRIVERはこのTUBE DRIVERを意識したペダル。のはず。
このモデルのプロトタイプの画像を見たが、もっとTUBE DRIVER寄りのルックスだった。
TUBE DRIVERを弾いたのは遥か昔なので音が思い出せなかった。残念ながら比較は出来ず。なのでFET DRIVERだけの感想を。
まずいつも通りにレベル以外は12時の設定。アンプはクリーン。
いわゆるジャキっとした切れ味の鋭いオーバードライブトーンでは無く、中低域がすごい。とにかく音が丸い。
テレキャスでジャキジャキと軽快にカッティングするような音には全く向かない。
そういう人は素直にブルースドライバー買うべし。
ドライブを上げていくとまるで音割れのように荒々しいファズ寄りの音に変化していく。
低音弦の音がブーミーになりやすく、EQも含め、セッティングは非常にシビア。Hiは上げすぎるとチリチリするし、Loは上げすぎるともはや何弾いてるのか分からなくなる。
真価を発揮するのはやはり単音。ストラトで弾いてもかなり太い音。伸びも良い。
中央のハイカットをONにすれば更に音が中域に寄る。EQはフラットで良いと思う。
JCM800とかのマーシャル系アンプを少し歪ませてこのFET DRIVERでブーストしてやるとエリック・ジョンソンっぽくなる。
ギターはストラトのリアピックアップ(トーン絞り気味)だと最高。
ハムバッカー搭載ギターで使用したら低音が暴れて収集つかない予感がしたが、
実際弾いてみると歪みの粒がストラトの時より細かくなった印象。全然使える。
ただやはり低音弦の扱いは難しい。やっぱり単音向け。
★総評★
良い点
・ストラトで弾いてもかなり太い音。
・ファズっぽい音も作れる。
・筐体がびっくりするほど軽い。
悪い点
・使うアンプも含めセッティングが難しい。
・音数の多いコード(和音)弾きには向かない。
この1台でバッキングもリードも、というのは困難。
バッキング用に別のエフェクターを用意してこれはリード用に割り切ったほうが良い。
ストラトやセミアコ繋いでフェンダーアンプにプラグインしてドライブ下げ目でブルースのセッションとかに使ったらめっちゃ気持ち良さそう。
個人的にはこの万人受けしない扱いの難しさがMXRらしくて好き。
ストラトやセミアコ繋いでフェンダーアンプにプラグインしてドライブ下げ目でブルースのセッションとかに使ったらめっちゃ気持ち良さそう。
個人的にはこの万人受けしない扱いの難しさがMXRらしくて好き。
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